3Dセンサの測距原理とその応用
~Multi-beam LiDAR, Time of Flight, Structured Light, Photogrametry等の測距原理から次世代3Dセンシング方式と非接触生体センシングの原理と応用まで~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、デプス・センシング・アルゴリズムの基礎から、それを用いた非接触生体センシングの動作原理、ヒューマン・ヘルスケア関連アプリケーションへの展開について、次世代デバイスHololensのデモを交えて解説いたします。
開催日
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2023年9月11日(月) 10時00分
~
17時00分
プログラム
各種3Dセンサの動作原理、構成要素の役割、測定制約条件、応用に適した用途などをデモを行いながら説明を行うとともに、応用事例についても紹介を行う。更に周囲画素の相関性を用いて情報を抽出するHyper Sense手法とその応用、特に生体計測関連について説明を行う。
- 3Dセンサとは? (イントロダクション編)
- 画素単位に測距を行う機能を有するイメージデバイス
- RGB画像, 赤外線画像, サーマル画像, デプス画像の例
- 各画像と撮像波長
- 太陽光スペクトル
- 黒体輻射スペクトル
- デプス画像の種類
- 2Dデプスデータと3Dデータの違いとデプス値の定義
- デプスカメラの応用分野
- 主な低価格市販デプスカメラ
- 3Dセンサの応用事例
- 各種3Dセンサの測距原理 (測距原理編)
- マルチビーム方式LiDAR (iPhone LiDAR)
- LiDARの基本動作原理 (ToF: Time of Flight)
- indirect ToF方式
- direct ToF方式
- メカニカルスキャン方式LiDARとその弱点
- マルチビーム方式LiDAR
- VCSELアレイ (Lumentum社)
- EELとVCSELの違い
- 分布ブラッグ反射器
- ヒトの視細胞にもある分布ブラッグ反射器
- 通常のレーザーダイオードとVCSELの特性の違い
- Lumentum社のVCSEL構造
- 酸化膜の孔径と電流制限抵抗 (並列駆動の仕組み)
- Lumentum社VCSEL arrayの4相駆動
- チップ底面のカソード実装方法
- 並列定電流駆動回路
- VCSELアレイマルチビーム用短焦点組レンズ
- レーザーダイオードと短焦点レンズ
- 組レンズによるマルチビーム化
- 回折格子 (DoE)
- SPADイメージセンサ
- ヒトの視覚
- イメージセンサのデバイス構造の変遷
- SPADとは (アバランシェ・ダイオードによるフォトンカウントモード)
- SPADイメージセンサのデバイス構造
- 次世代光学フィルタ (MEMS光学フィルタ)
- iPhone LiDARの構造
- Time of Flight (Indirect ToF)
- 光パルスの往復時間または位相遅れを利用する (Time of Flight)
- i-ToF方式アルゴリズム
- Stereo Matching
- ステレオ・マッチング
- 特徴点検出で視差を求める
- 三角形の相似で測距を行う
- Structured Light
- 光源と観測位置の座標の違いを利用する (光三角法)
- 光切断法
- モアレ法
- Structured Light固定パターン投影法 (KinectV1, Carmine, iPhone Face ID)
- ランダムドットパターンの生成
- 部分相関処理
- ランダムドットパターンを用いた相関方法 / 高速高分解能カメラで各ドットを追尾するHyper Depth
- Structured Light時分割パターン法
- Infrared Depth
- 拡散反射光の性質を利用した測距アルゴリズム (Infrared Depth)
- 環境光、拡散反射、鏡面反射
- 光源指向性、距離減衰、吸光度、拡散反射
- 吸光度はToFで機械学習
- 吸光度をRGB画像から実測する方法
- マルチカメラによるPhotogrametry
- 単カメラによる自己位置推定による3D化
…自己位置推定と環境地図作成を同時に行う
- カメラ位置の違いから特徴点/テクスチャのマッチングを利用
- PTAM (Parallel Tracking and Mapping)
- SLAM (Simultaneous Localization and Mapping)
- 自己位置推定用シートマーカーを用いる方法 (Qlone)
- 慣性測定ユニット (IMU) を用いたPhotogrametry
- カラー開口フィルタ (東芝⇒JDI)
- カラー開口フィルタ
- 透過液晶パネルを用いる方法
- 機械学習により静止画から3D顔モデルを再構成する
- Make3D (視覚処理の模倣)
- Hyper Sense…数学モデルの未知数をLSMで推定する方法
- 特殊なカメラを使用せずに、デプスセンシングと非接触生体センシングを行う方式の提案 (CQ出版インターフェース誌5月号記事に関連)
- CMOSイメージセンサについて
- C.E.Shannonのチャンネル容量の法則
- 1増感処理〜近接画素情報を活用してノイズ除去〜
- 2マッチング処理〜波長別浸透深度の違いを可視化〜
- 色ベクトルとカラーマップ
- 色ベクトルとメラニン色素
- 血中溶存酸素濃度
- ビリルビンと黄疸症状
- ウロビリノーゲン
- 血糖値
- 単眼3Dセンシング
- サッカー選手のリモートバイタルセンシング (スポーツ応用)
- 単眼3Dセンシングの問題点
- ステレオ3Dセンシング
- まとめ
- 心拍・呼吸に関する基礎知識
- 心臓の構造と心電図
- 呼吸動作と酸素供給の関係
- 呼吸と心拍揺らぎの関係
- 入浴中の心拍揺らぎと年齢
- 心拍・呼吸センシングの原理
- カラー画像または赤外線画像からの心拍センシング
- デプスデータからの呼吸・心拍センシング
- KinectV1での非接触呼吸・心拍センシング
- スポット光方式
- マーカー方式
講師
上田 智章 氏
株式会社フォスメガ
代表取締役社長
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
49,000円 (税別) / 53,900円 (税込)
1口
:
60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
(3名まで受講可)