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AR、VR、MRの開発最前線

AR、VR、MRの開発最前線

~メタバースに向けて~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、AR/VR/MRに関連する機器を取り上げ、機器の種類や搭載されているディスプレーの種類、光学系・部材のトレンド、各関連イベントに見る業界の動向について詳解いたします。

開催日

  • 2023年6月30日(金) 10時30分 16時10分

受講対象者

  • AR/VR/MR機器の材料や技術に関わる方
  • 材料メーカの企画や開発部門の方
  • XR機器の技術動向にご関心をお持ちの方

修得知識

  • AR/VR/MR機器について、参入企業と製品の特徴、表示映像のキーとなるマイクロディスプレイの種類や特性および光学系等の技術的ポイント
  • ヘッドマウントディスプレイの実例と現行技術、今後の動向
  • ディスプレイ向けフィルムの基礎と今後の応用可能性

プログラム

 2021年度の国内メタバース市場規模は744億円、2026年度には1兆円を超えると予測されている。そこでメタバースに使用される各種デバイス・材料について注目した。すなわちスマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ、スマートフォンといったディスプレイの形態及び、Mini LED、Micro LED、QD-OLED、QNED、マイクロOLEDといった素材の別、求められる機能性とこれを支える技術について知見を獲得すべく、講演いただく。

講演1. AR/VR/MR機器の企業・製品動向と光学エンジン・光学系等の要素技術

(10:30〜12:00)

 メタバースの世界への入り口となるAR/VR/MR 機器について、参入企業と製品の特徴、表示映像のキーとなるマイクロディスプレイの種類や特性および光学系等の技術的ポイントを判りやすく解説する。

  1. 世界のイベントで見るAR/VR/MR機器のホットな状況
  2. AR/VR/MRの代表的な製品と企業
  3. 表示映像のソースとなるマイクロディスプレイの種類や特性
  4. 表示映像のカギを握る光学系
  5. 今後の方向

講演2. 拡張現実から視覚拡張へ 〜 HMDによる視覚機能の解放

(13:00〜14:30)

 近い将来、バーチャルリアリティ (VR) 、拡張現実 (AR) 、ウェアラブルコンピューティング、デジタルツインなどによる重層的な情報空間が現実空間と渾然一体となっていくことが想定されています。また、ますます多様性を包摂する社会となり、様々な見え方をする人々をサポートすることが求められていきます。こうした時代においては、人間の視覚能力を生物的限界から解き放ち自在に拡張する究極のディスプレイが望まれます。この遥か彼方の目標を見据えつつ、本講演ではヘッドマウントディスプレイ (HMD) 技術の現在地を豊富な実例から俯瞰し、今後のHMDのあり方について提言します。

  1. XR のグランドチャレンジ
  2. 視覚の解放に向けて
  3. 視覚提示技術の動向
    • 視野角
    • 解像度
    • 焦点調節
    • 遮蔽
    • 校正
    • センシングなど
  4. 視覚補助技術の動向
    • 色盲・色弱
    • 斜視
    • 乱視
    • 白内障
    • 視野障害
    • 視覚過敏など
  5. 視覚拡張技術の動向
    • 視力の拡張
    • 視野の拡張
    • 可視波長の拡張
    • 視点の拡張
    • 動体視力の拡張など

講演3. ディスプレイ向け光学フィルムの基礎と新ディスプレイへの応用

(14:40〜16:10)

 AR, MR, VRは2030年に向けて大きな市場に成長することが期待されている。また、ディスプレイ向け光学フィルムは従来より巨大な市場を形成してディスプレイの発展を支えている。本セミナーではディスプレイに向けた光学フィルムについて基礎を解説し、今後のディスプレイへの応用の可能性について展望を述べる。

  1. 光学フィルムを構成するフォトニクスポリマーの概要
    1. フォトニクスポリマーの分類と個別紹介
  2. ディスプレイ光学フィルムの基礎と市場
    1. ディスプレイ光学フィルムの種類・機能と市場動向
    2. ディスプレイ光学フィルムの原理と特徴 (個別紹介)
  3. 今後のディスプレイに向けた光学フィルムの応用
    1. ディスプレイに共通する光学フィルムの技術トレンド
    2. 光学フィルムの今後の応用の可能性
      • 車載用ディスプレイ
      • 量子ドット
      • 有機EL
      • マイクロLED
      • XR 等

講師

  • 北原 洋明
    テック・アンド・ビズ 株式会社
    代表取締役
  • 清川 清
    奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
    教授
  • 青崎 耕
    株式会社 FT-Net
    取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2022/12/21 メタバースを支えるディスプレイおよび部材の動向
2022/4/6 Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置
2021/8/30 ディスプレイデバイスの世代交代と産業への衝撃
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/4/30 次世代ディスプレイと非接触デバイス
2021/3/31 スマートウィンドウの進化と実用化
2020/10/29 最新ディスプレイ技術トレンド 2020
2020/10/21 AR/VR/MRマイクロディスプレイ世界の最新業界レポート
2020/7/29 フラットパネルディスプレイ (FPD) を支える高機能材料と製造装置
2019/10/30 最新ディスプレイ技術トレンド 2019 (ebook)
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/10/5 コネクティッド社会へ向けたディスプレイおよび高信頼性化技術の最新動向
2018/7/12 スマートウィンドウの基礎と応用
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2018/3/9 量子ドット・マイクロLEDディスプレイと関連材料の技術開発
2017/12/25 世界の有機ELディスプレイ産業動向
2017/10/31 フレキシブルOLEDの最新技術動向
2014/3/7 画像処理・画像符号化・画像評価法
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書