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熱電変換の基礎と熱電変換材料・モジュールおよび発電システムの開発動向

熱電変換の基礎と熱電変換材料・モジュールおよび発電システムの開発動向

~有望な各種材料、材料・モジュール・発電システムの開発事例、熱電変換の課題・展望など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱電変換材料・モジュール・発電システムの開発・応用に向けて、熱電変換現象から、熱電変換材料に重要な物性・有望な各種材料、モジュール製造のための接合技術、体温や自動車廃熱などによる熱電変換システム、熱電変換の課題・将来展望・活用方法・開発事例など、詳しく解説いたします。

開催日

  • 2023年1月30日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱電変換材料や熱電発電に関心のある方
  • 熱電発電システムの開発・活用を考えている方

修得知識

  • 熱電変換の基礎
  • 熱電変換の活用方法
  • 熱電変換材料・モジュールおよび発電システムの開発事例

予備知識

環境調和型新材料シリーズ 熱電変換材料

プログラム

 熱電変換材料は、温度差を与えると電力を生成 (熱電発電) し、電力を与えると冷却 (ペルチェ冷却) と発熱を起こす大変ユニークな材料です。熱電変換材料を用いた熱電発電は、熱を電気エネルギーに直接変換する固体装置であるため可動部が無くメンテナンスフリーで長寿命であり、スケール効果が無く高出力密度を有する発電方法です。持続可能な社会の実現に向けて、未利用熱エネルギーを直接電力として回収でき環境にも優しくクリーンな熱電発電の活用が益々求められてきています。
 本セミナーでは、熱電変換の基礎から、熱電変換材料やそれらを用いた熱電発電モジュールとシステムについて、開発事例を交えて解説します。

  1. 熱電変換現象
    1. 熱電変換の歴史
    2. 真性半導体とn型及びp型半導体
    3. ゼーベック効果
    4. ペルチェ効果
    5. トムソン効果
    6. その他の熱電効果
      1. 磁気熱電効果 (異常ネルンスト効果)
      2. スピンゼーベック効果
      3. 横方向熱電効果
    7. 熱電変換でできること
      1. 熱電対
      2. ペルチェ冷却
      3. 熱電発電
  2. 熱電変換材料
    1. 熱電変換材料に重要な物性
    2. 性能の指標と変換効率
      1. 性能指数
      2. 性能指数と変換効率の関係
      3. 代表的な熱電材料の性能指数
    3. 有望な各種熱電変換材料
      1. Bi2Te3系化合物
      2. 亜鉛アンチモナイド化合物
      3. (充填) スクッテルダイト化合物
      4. クラスレート化合物
      5. ホイスラー型化合物
      6. PbTe系化合物
      7. AgSbTe2-GeTe系化合物 (TAGS)
      8. マグネシウムシリサイド化合物
      9. 高マンガンシリサイド化合物
      10. Si-Ge系合金
    4. 熱電変換材料の製造方法
      1. ブリッジマン法
      2. 溶融+焼結法
      3. スパークプラズマ焼結法
      4. 液相-固相反応法
  3. 熱電発電素子・ モジュール
    1. 積層型熱電発電素子の構造
      1. 積層型熱電素子の概念
      2. 積層比の決定方法
    2. Π型熱電モジュールの構造
      1. 両面基板型
      2. ハーフスケルトン型
      3. フルスケルトン型
      4. 中間保持板付フルスケルトン型
      5. 管状型
      6. 多層型
      7. フレキシブル型
      8. 気密ケース内Π型熱電モジュールの発電シミュレーション
      9. 積層型素子によるΠ型熱電モジュールの熱電発電性能
    3. Π 型以外の熱電モジュールの構造
      1. 積層素子による直線型熱電モジュールの熱電発電性能
      2. 横方向熱電効果に基づく管状型熱電モジュール
    4. モジュール製造に関連する接合技術
  4. 熱電発電システム
    1. 熱電発電システム開発の歴史
    2. 廃熱を利用した熱電発電
    3. 熱電発電システムの具体例
      1. カスケード型熱電発電システム
      2. 宇宙での熱電発電システム
      3. 体温による熱電発電システム
      4. 温泉による熱電発電システム
      5. 連続鋳造設備における熱電発電システム
      6. 炎/沸騰水の温度差を利用した熱電発電システム
      7. カセットガスファンヒーターの熱電発電システム
      8. 自動車廃熱による熱電発電システム
    4. 車載熱電発電システムにおける発電量の試算
  5. 熱電変換の課題と将来展望
    1. 熱電変換の課題
    2. 廃熱利用による省エネルギー効果の試算
    3. 熱電変換の将来展望
    • 質疑応答

講師

  • 伊藤 孝至
    名古屋大学 大学院 工学研究科 化学システム工学専攻
    准教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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