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チタン酸バリウム系粒子の作製、評価と誘電特性制御

チタン酸バリウム系粒子の作製、評価と誘電特性制御

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、MLCCの更なる小型、高容量化へ向けたチタン酸バリウムの合成方法から高い誘電特性の実現手法まで、今後の材料開発のヒントについて解説いたします。

開催日

  • 2022年11月25日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • チタン酸バリウムセラミックスの応用分野の技術者、研究者、開発者
    • 自動車
    • 電子機器
    • 機械
    • エネルギー
    • 電子部品
    • 携帯電話・モバイル機器 など
  • MLCCに関連する技術者、研究者、開発者

プログラム

 粒子状態で巨大誘電率を持つチタン酸バリウム粒子の複合粒子構造とは何か? また、どのような複合粒子構造を実現できれば粒子状態で巨大誘電率を実現できるのか? そのためには、どのような合成プロセスが求められるのか? また、このような巨大誘電率を持つチタン酸バリウム粒子を原料にMLCCを作製できれば、巨大誘電率を持つMLCCを実現できるのか? 更に今後のMLCCの応用展開を考えた時に、将来どのような誘電材料が必要となるのか? そして、それはどのようにして作製すれば良いのか? また次世代のチタン酸バリウム系セラミックスの作製手法としてどのようなものが必要となるのか? これらの疑問についての講演者の考えを当日説明する。

  1. 背景
    1. チタン酸バリウムセラミックスにおける問題点
    2. サイズ効果の説明とその解決
  2. チタン酸バリウム粒子における複合粒子構造
    1. 強誘電体であるために生じる複合粒子構造
    2. 複合粒子構造の制御は可能か?
  3. チタン酸バリウム粒子の合成
    1. 世の中にある各種合成法
    2. 理想とする複合粒子構造を実現する合成方法
    3. 実際の合成法
  4. チタン酸バリウム粒子の誘電特性評価
    1. 各種測定方法の長所・短所
    2. スラリーを用いた誘電特性評価
    3. 粒子集積体を用いた誘電特性評価
    4. 種々の複合粒子構造を持つチタン酸バリウム粒子の誘電特性
  5. 将来MLCC対応のための新規チタン酸バリウム系材料の提案
    1. 将来MLCCにおけるチタン酸バリウムの問題点
    2. 将来MLCC対応のために必要となる誘電特性とそのための微構造提案
    3. 新規チタン酸バリウム系材料の合成およびその誘電特性
    4. 新規チタン酸バリウム系材料における問題点と今後
    5. チタン酸バリウムセラミックスの低温合成の研究と現状
    6. 新規誘電材料における今後の展開と可能性
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 和田 智志
    山梨大学 大学院 総合研究部 工学域材料科学系
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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