技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

環境対応プラスチックの設計指針

環境対応プラスチックの設計指針

~モノマテリアル化、マテリアル・リサイクル、バイオプラスチック活用の技術ポイント~
オンライン 開催

配信期間は、2022年11月18日〜12月2日を予定しております。

開催日

  • 2022年11月18日(金) 13時00分 2022年12月2日(金) 16時30分

受講対象者

  • 環境対応材料の開発に従事しようとしている技術者
  • 現場で製造、加工などの業務に携わっている方

修得知識

  • 環境対応材料の開発に必要となる高分子物性の基礎
  • 構造制御技術および高性能化の手法
  • 環境対応プラスチックに利用される最近の技術

プログラム

 環境問題への意識の高まり、さらには国内外における法規制の強化により、プラスチック製品のマテリアル・リサイクルに対するニーズが高まりつつあります。また、マテリアル・リサイクルのためにモノマテリアル化による製品開発も急速に進んでいます。さらには、バイオマス由来のプラスチックや生分解性プラスチックについても、その使用が必須となりつつあります。
 本セミナーでは、プラスチックの環境対応技術に取り組むために必要となる知見を、材料/成形加工の両面から解説します。

  1. モノマテリアル化に必要となる要素技術
    - ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートにおけるモノマテリアル化の課題と技術 –
    1. 積層フィルムの構成と必要な物性 (3材料の特性比較)
    2. ポリプロピレン (種類と特徴)
    3. ポリエチレン (一次構造と物性の関係)
    4. ポリエチレンテレフタレート (性能決定因子)
    5. 水蒸気・ガスバリア性の決定因子と改質法
    6. ヒートシール性の付与
    7. 剛性向上のアプローチ
  2. マテリアル・リサイクルに必要となるポリマーブレンドの基礎知識
    - 非相溶なポリマーブレンドの構造制御技術 –
    1. ポリマーブレンドの基礎と混和性の予測
    2. 非相溶系ブレンドにおける相分離構造の決定因子
    3. 相容化剤とその役割
    4. 反応性相容化剤による構造制御
    5. ポリオレフィン系ブレンドの相溶性と構造制御
    6. リサイクルレジン使用の注意点
    7. 分散性向上のための混合の基礎と加工機の選択
  3. バイオプラスチックの特性とその高性能化
    - 使いこなすために必要な知識と技術 –
    1. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
    2. 透明バイオプラスチックの種類と特徴
    3. バイオポリエステルの種類とその特長
    4. バイオプラスチックの高性能化
    • 質疑応答

講師

  • 山口 政之
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 マテリアルサイエンス系 物質化学フロンティア研究領域
    領域長 / 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信対応セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 視聴期間は2022年11月18日〜12月2日です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/28 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/6 樹脂・ゴム材料中におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/6 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン

関連する出版物