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医薬品モダリティの特許動向と特許戦略

製剤・製造に特化した

医薬品モダリティの特許動向と特許戦略

~抗体医薬、核酸医薬、中分子医薬、低分子医薬 / どのような特許を取得すべきか、特許をどのように活用すべきか~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、医薬品モダリティの特許調査の基礎と実践として、的確な特許調査の手法について解説いたします。
併せて、技術水準や技術動向を把握する方法、及び、特許要件や侵害の範囲に配慮した特許調査の手法について説明いたします。
また、特許調査の結果に基づいて、研究開発戦略や特許戦略をどのように構築するべきかについても解説いたします。

開催日

  • 2022年10月28日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • 医薬品モダリティの「製剤・製法」における特許実務の考え方
  • 医薬品モダリティの「製剤・製法」の特許動向の現状と今後の方向性
  • 医薬品モダリティの「製剤・製法」の特許の取得と活用の考え方 (裁判例からの教訓)
  • 医薬品モダリティの「製剤・製法」の登録特許の審査・審判事例からの教訓

プログラム

 近年、医薬品モダリティとして、抗体医薬、核酸医薬、中分子医薬、低分子医薬などの研究開発が推進されています。最近では、いよいよ実用化の段階に至り、医薬品モダリティに関する「製剤・製造」の研究開発が行われ、研究成果が積極的に特許出願されています。
 このような医薬品モダリティに関する「製剤・製造」を推進するためには、特許動向を分析し、それに基づいて、特許戦略を構築することが必要不可欠です。とくに、特許を有効に活用するためには、広くて強い特許を取得することが必要不可欠であり、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかについては、特許戦略として重要な課題です。このような課題への対応により、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。
 本講演では、「製剤・製造」に特化した医薬品モダリティについて、特許出願及び権利化の現状と課題について説明したうえで、今後の特許戦略の在り方について解説します。

  1. 医薬品モダリティの現状と課題
    1. 医薬品モダリティの「製剤・製造」の技術開発の現状
    2. 医薬品モダリティの「製剤・製造」に関する特許出願の現状
    3. 医薬品モダリティの「製剤・製造」の特許審査の現状と課題
  2. 医薬品モダリティの「製剤技術」の特許動向
    1. 抗体医薬
      • 溶解性・安定性
      • 剤型
      • 用法・用量
      • 投与方法
      • 抗体薬物複合体
      • DAR (薬物抗体比) など
    2. 核酸医薬
      • 安定性・免疫原性
      • 脂質ナノ粒子
      • 核酸の構造改変
      • PEG化・コンジュゲート化など
    3. 中分子医薬
      • 安定性・膜透過性
      • 糖修飾ペプチド
      • リン酸化ペプチド
      • ジスルフィド結合
      • PEG化など
    4. 低分子医薬
      • 剤型
      • 用法・用量
      • 結晶多型・水和物
      • リポソーム
      • DDSなど
  3. 医薬品モダリティの「製造技術」の特許動向
    1. 抗体医薬
      • H鎖とL鎖の合成・選択
      • 構造改変
      • 二重特異性抗体
      • 精製方法
      • クロマトグラフィ
      • 膜分離 など
    2. 核酸医薬
      • 次世代PCR
      • ホスホロアミダイド法の改良
      • 人工核酸
      • 核酸修飾
      • 精製方法 (HPLC) など
    3. 中分子医薬
      • ペプチドの修飾方法
      • 保護基と脱保護
      • 固相合成・液相合成
      • 架橋反応
      • 精製方法 (HPLC) など
    4. 低分子医薬
      • プロドラッグ・アンチドラッグ
      • 収率の向上
      • 結晶多型・水和物
      • AI創薬など
  4. どのような特許を取得すべきか
    1. 特許要件、記載要件の考え方と最近の傾向 (近時の裁判例からの考察)
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか (従来技術との比較データなど)
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • 実験データ
      • 薬理データなど
    4. 広くて強い特許とは、どのような特許か
    5. 特許審査への対応
      • 拒絶理由への対応
      • 面接審査の活用など
  5. 特許をどのように活用すべきか
    1. 医薬品モダリティに関する特許活用の現状と課題
    2. 医薬品特許の効力範囲の解釈と留意点
    3. クリアランス調査の現状と留意点
    4. 他社の特許を侵害しない方法
      • 他社特許の迂回方法
      • 査証制度の活用など
    5. 事業戦略と特許戦略の一体化 (薬機法に配慮した特許戦略の在り方など)
  6. 医薬品モダリティの「製剤・製法」に関する登録特許の分析 (事例紹介)
    1. 特許審査・審判の経緯からの教訓
    2. 特許請求の範囲の記載方法
    3. 進歩性及び明細書の開示の程度
    4. 諸外国の登録特許の事例との比較
      • 米国
      • 欧州
      • 中国など
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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