技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマーアロイの最新技術動向

ポリマーアロイの最新技術動向

~相容性と混練・混合、構造・物性制御、第4世代ポリマーアロイの工業化~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、基礎的なポリマーアロイ技術知識を身につけた開発研究者が直面する種々の技術課題の克服のための考え方や、近年進展が著しい「第四世代ポリマーアロイ」の設計・製造の技術について、事例を交えて紹介・解説いたします。

開催日

  • 2022年7月27日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 数ミクロンの分散径を有する第三世代ポリマーアロイの開発検討の手法
  • 効率的な相容化材の分子設計の考え方
  • サブミクロン〜数10ナノミクロンの分散を制御する第四世代ポリマーアロイの開発検討の手法
  • 第四世代ポリマーアロイのモルフォロジーの観測・分析測定手法
  • 第四世代ポリマーアロイの性能・機能発現機構の考え方

プログラム

 多種多様な高分子材料が生産・販売されており、異なる種類の高分子素材を混合アロイ化された高性能高分子材料の創出・改良も継続されている。ポリマーアロイに関する技術書も多く刊行されており、基礎的なポリマーアロイ技術についてはこれらの書籍を参照することにより取得することもできる。一方、新しい機能を発現するポリマーアロイ素材の開発を担当する技術者にとっては、高機能性を発現するアロイ素材を目指す現実の開発検討の中で種々の技術課題に突き当たることも少なく無い。
 本セミナーでは、基礎的なポリマーアロイ技術知識を身につけた開発研究者が直面する種々の技術課題の克服のための考え方や、近年進展が著しい「第四世代ポリマーアロイ」の設計・製造の技術について、事例の紹介と解説を行う。

  1. Introduction 「第三世代ポリマーアロイと第四世代ポリマーアロイ」
  2. ポリマーの混合・混練について – 分配と分散
  3. ポリマー混合・混練装置の種類と特性
    1. 回分式装置と連続式装置
    2. 単軸混練押出機と二軸混練押出機
    3. スクリューセグメントの特長と組み合わせ
  4. 高剪断混練押出機
    1. 長L/D 混練押出機
    2. 帰還式剪断混練機
  5. 実験機から生産機へのスケールアップ技術
    1. 剪断方式と剪断速度分布
    2. 剪断混練と伸長混練
    3. カオス混合とは?
  6. 相容化剤の分子設計と各種のポリマーアロイ
    1. 相溶化剤の分子構造とアロイ化剤としての効率、反応性相溶化剤
    2. 反応性相溶化剤の分子設計
    3. 相溶化剤を活用した各種のポリマーアロイ
      • ポリオレフィン系
      • ナイロン系
      • ポリエステル系
      • ポリカーボネート系
      • 液晶ポリマー系
  7. 再生樹脂の生産技術
    1. 自動車部品・家電機器部材のリサイクルにおけるポリマーアロイ技術の応用
      • 回収樹脂の分別と添加樹脂・添加材料の混合
    2. 回収樹脂の性能向上のためのポリマーアロイ化技術
  8. 植物由来樹脂のアロイ
    1. 既存の合成樹脂への植物由来樹脂の添加
    2. 植物由来樹脂と添加樹脂材料との混合
    3. バイオマス・植物成分のアロイ
      • ポリ乳酸
      • バイオマス・植物成分を用いるアロイ材料
    4. ポリマーアロイ設計技術と環境適合材料
  9. まとめとQ&A

講師

  • 今井 昭夫
    テクノリエゾン事務所
    代表 / 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 41,000円 (税別) / 45,100円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 19,800円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 78,000円(税別) / 85,800円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 82,000円(税別) / 90,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 123,000円(税別) / 135,300円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 164,000円(税別) / 180,400円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 205,000円(税別) / 225,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/1/31 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/3 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン

関連する出版物