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難接着材料の表面処理による接着性改善

難接着材料の表面処理による接着性改善

オンライン 開催

開催日

  • 2022年5月30日(月) 10時30分16時10分

プログラム

第1部 接着の基礎とメカニズム、接着剤の選定法

(2022年5月30日 10:30〜12:00)

 接着剤を使うにあたって、知っておきたいことを簡単に説明します。接着を適用する場合に頭に入れておくべき、接着の長所、短所や接着剤の種類など基礎的なところを中心に解説します。やや踏み込んだ「接着のしくみ」について従来から説明されている、分子間引力やぬれといった切り口での説明や、表面処理についても簡単に紹介し、接着剤を含む設計に役立つような情報を盛り込みます。また、接着剤の使い方や標準的な評価法、法規制について紹介し、基礎的な知識の習得ができるような90分となるようにしたいと思います。

  1. 接着、接着剤とは
  2. 各種接合方法の長所・短所 (接着の長所・短所)
  3. 接着剤の分類
    • 主成分
    • 硬化方法
    • 形態
    • 強さ
    • コンセプト
  4. 接着の理論1
    • 接着に関与する結合の種類
    • 接着の界面相互作用
  5. 接着の理論2
    • ぬれ
    • 接着仕事
    • 表面張力
    • SP値
    • バルクの凝集力
    • 粘弾性
  6. 表面処理とその接着力向上メカニズム
  7. 接着の阻害因子
  8. 接着の破壊
  9. 接着剤を選ぶには、 (チェックリスト)
  10. 被着材の性質
  11. 接着剤の使用方法 (荷重のかかり方) ・接着作業
  12. 接着の評価
  13. 接着剤に関係する法規制
    • 質疑応答

第2部 大気圧プラズマプロセスによるガラス表面およびポリマー表面の改質技術

(2022年5月30日 13:00〜14:30)

 本講座では,はじめに大気圧プラズマの発生方法と発生メカニズムの基礎について実例をあげわかりやすく解説します。次に講師が開発した大気圧プラズマ複合表面処理プロセスの原理と方法を,通常のコロナ処理やプラズマ処理プロセスとの差異を明確にしながら,わかりやすく解説します。
 さらに大気圧プラズマ複合プロセスによるフッ素樹脂フィルムの接着性向上技術の実施例を取り上げ,通常のコロナ処理やプラズマ処理プロセスでは得られない高い接着強度が得られることを示します。
 以上の内容に関し,受講後,類似の開発を直ちに始めることができるような具体的情報を提供します。

  1. 大気圧プラズマ発生法の基礎知識
    1. 大気圧プラズマの発生方法と発生メカニズムの基礎
      1. プラズマとは?
      2. プラズマの種類
      3. 大気圧プラズマの発生法
      4. パルス放電方式
      5. 沿面放電方式
      6. プラズマジェット電極
      7. コロナ放電プラズマ装置と電子回路
      8. 電流電圧波形
      9. コロナ放電とプラズマによる表面処理
  2. 大気圧プラズマ表面処理の産業応用技術
    1. 大気圧プラズマ複合プロセスによるフッ素樹脂フィルムの接着性向上技術
      1. フッ素樹脂の特性
      2. プラズマグラフト重合とは
      3. フッ素樹脂フィルム処理の実験装置と実験条件
      4. 接触角による親水性評価
      5. 剥離試験による接着性評価
      6. 電子顕微鏡による表面写真撮影
      7. 従来技術 (ナトリウム-アンモニア処理等) との比較
      8. テフロン表面へのめっきについて (プラズマ複合めっき処理)
      9. A4コロナ表面処理のデモンストレーション
      10. 3電位電極間プラズマによる表面処理
      11. ESCA (XPS) による表面分析評価
      12. FT – IRによる表面分析評価
      13. ブチルゴムへの接着 (医療器具への応用)
      14. 処理PTFEとブチルゴムの接着強化反応
        • 試作サンプル紹介
    • 質疑応答

第3部 ガスクラスターイオンビーム照射によるポリマー表面の改質と応用

(2022年5月30日 14:40〜16:10)

  1. 技術的背景
  2. イオンと固体との相互作用
  3. ガスクラスターイオンビームの特徴と応用
    1. 中性クラスタービームの発生
    2. ガスクラスターイオンビーム装置
    3. ガスクラスターイオン特有の照射効果
    4. 高密度エネルギー付与
    5. 低損傷表面加工
    6. 表面平坦化
    7. 表面反応促進効果
    8. 高効率スパッタ効果
  4. ガスクラスターイオンビームによるポリマー表面の改質
    • 質疑応答

講師

  • 大槻 直也
    株式会社スリーボンド 研究開発本部 技術マーケティング部 技術開発課
    課長
  • 大久保 雅章
    大阪公立大学 大学院 工学研究科
    教授
  • 豊田 紀章
    兵庫県立大学 大学院 工学研究科 電子情報工学専攻
    教授

主催

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受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

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  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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本セミナーは終了いたしました。

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