技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車用ワイヤレス給電の基礎と実用化に向けた法整備・標準化、及び技術的課題

自動車用ワイヤレス給電の基礎と実用化に向けた法整備・標準化、及び技術的課題

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ワイヤレス給電の基礎原理から、電力変換回路の構成・制御等の要素技術、実用化への課題、研究開発や標準化に関する最新動向など、基礎から最新情報まで全般的に解説いたします。

開催日

  • 2022年5月27日(金) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • ワイヤレス給電向け部品・材料メーカの方
  • これからワイヤレス給電の開発に携わる方
  • ワイヤレス給電を用いた新規事業開発を検討中の方

修得知識

  • 磁界結合ワイヤレス給電の基礎原理
    • 電磁誘導方式
    • 磁界共振方式
    • 磁気共鳴方式
  • 法規・標準化の動向
  • 実用化に向けた課題
  • 課題解決に向けた最新の研究開発動向

プログラム

 現在実用化に向けて研究開発が進められている、磁界を用いたワイヤレス給電システム (磁界共振・磁気共鳴方式) について、可能な限り数式に頼らずに伝送の原理や、ワイヤレス給電に必要となる各種要素技術を説明します。また、本格的なワイヤレス給電の実用化に向けて残された課題と最新の技術開発動向についても解説します。

  1. ワイヤレス給電の基礎
    1. ワイヤレス給電システムの分類
      1. 放射性
        • マイクロ波
        • レーザー方式
      2. 非放射性
        • 磁界、電界方式
    2. 電磁誘導を用いたワイヤレス給電の基礎原理
      1. 電磁誘導と磁界共振方式の違い
      2. 磁界型ワイヤレス給電の高効率伝送の原理
  2. ワイヤレス給電の各種要素技術
    1. 電力変換器
      1. パワーエレクトロニクス技術の基礎
      2. フロントエンドコンバータの構成と特性
      3. 1次側電力変換器の構成と制御法
      4. 2次側電力変換器の構成と制御法
    2. 補償回路 (共振回路)
      1. 補償回路 (共振回路) による特性の違い
      2. 補償回路用部品への要求 (コンデンサ)
    3. 伝送コイルの構成と構成部品への要求
      1. 伝送コイルの形状
        • ソレノイド
        • サーキュラー
        • DD コイル
      2. コイルで生じる銅損
        • 表皮効果
        • 近接効果
      3. コイルで生じる鉄損
      4. 磁性体材料の特性
        • フェライト
        • その他
  3. 実用化に向けた課題
    1. 各種法整備
    2. 標準化の最新動向
      • ISO/IEC
      • SAE
    3. 人体防護の考え方
    4. 伝送コイルの位置ずれ
    5. 製品化に向けた異物検知技術
      • 金属物検知
      • 生体検知
    6. 伝送コイルの耐久性
  4. ワイヤレス給電システムの最新開発動向
    1. 停車中給電システム
      1. 電気自動車向けワイヤレス充電器の製品化
      2. 大型車両向けワイヤレス充電システムの最新動向
    2. 鉄道車両向けワイヤレス充電システムの最新動向
    3. 走行中給電技術の最新動向
    4. その他機器へのワイヤレス給電

講師

  • 日下 佳祐
    長岡技術科学大学 電気電子情報工学専攻 パワーエレクトロニクス研究室
    助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍版)
2022/3/9 EV用リチウムイオン電池と原材料・部材のサプライチェーン (書籍 + PDF版)
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/6/22 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル2021
2021/3/19 2021年版 モビリティ市場・技術の実態と将来展望
2021/1/31 次世代EV/HEV用モータの高出力化と関連材料の開発
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望