技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

基礎・入門として学ぶ、サーマルデバイス技術

基礎・入門として学ぶ、サーマルデバイス技術

~排熱発電を目指した熱電変換技術の現状~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ゼーベック効果を利用した熱電発電のメカニズム、熱電材料の開発と計測技術の基礎について説明いたします。
また、発電デバイスである、熱電モジュールの製造技術の開発、耐久性評価、それを用いた数十mW~数百W規模の発電ユニットの開発とその実証試験について紹介いたします。

開催日

  • 2022年5月27日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 熱電変換のメカニズム
  • これまでに開発された代表的な熱電材料の特性
  • 熱電材料およびモジュールの計測技術
  • 熱電モジュールの製造技術
  • 熱電モジュール実用化時の課題
  • 熱電発電の実証試験例

プログラム

 電化製品から電子デバイス、有線計測から無線IoTセンサへと機器の進化に合わせ、電源へ要求される性能も変化する。従来の大規模発電だけでなく、エネルギーハーベストによるオンサイト発電、CO2を出さないゼロエミッション発電と新たな電源に寄せられる期待が高まる中、排熱を用いた熱電発電にも注目が集まっている。
 この講座では、ゼーベック効果を利用した熱電発電のメカニズム、熱電材料の開発と計測技術の基礎について説明する。また、発電デバイスである、熱電モジュールの製造技術の開発、耐久性評価、それを用いた数十mW~数百W規模の発電ユニットの開発とその実証試験について紹介する。

第1部 (10:30〜12:10)

  1. 熱電発電の基礎
    1. 熱電発電への期待
    2. 熱電変換のメカニズム
    3. 熱電発電のつよみ
    4. 代表的な熱電材料の特性
  2. モジュールの構造および製造技術と耐久性評価
    1. モジュールの構造
    2. モジュール製造技術
    3. 発電評価方法
    4. 耐久性評価
    • 質疑応答

第2部 (13:00〜14:40)

  1. 熱電材料の評価法
    1. 電気抵抗率の測定
    2. ゼーベック係数の測定 (相対法・絶対法)
    3. 熱伝導率の測定
    4. 熱電材料評価法の規格と標準試料
  2. 熱電モジュールの発電効率評価法
    1. 熱流計法
    2. ガードヒータ法
    3. ハーマン法
    • 質疑応答

第3部 (14:50〜16:30)

  1. 実用化へ向けた実証試験
    1. 水冷式発電ユニット
    2. 発電コストと安全性
    3. 空冷技術
    4. 空冷式発電ユニット
  2. 熱電発電の将来
    1. 熱電発電の現状
    2. 近い将来の熱電
    3. 未来の熱電発電
    • 質疑応答

講師

  • 舟橋 良次
    産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門
    首席研究員
  • 天谷 康孝
    産業技術総合研究所 計量標準総合センター 物理計測標準研究部門
    主任研究員
  • 舟橋 良次
    産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門
    首席研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/23 電子基板・半導体などの熱対策技術 オンライン
2025/4/23 伝熱の基礎と計算方法および温度計測とその留意点 オンライン
2025/4/25 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/4/25 海洋バイオマスを利用したCO2削減・利活用の研究動向、課題と今後の展望 オンライン
2025/5/7 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/5/16 洋上風力発電の最新の取り組みと各種部材開発、ビジネスチャンス オンライン
2025/5/16 固体の熱膨張の基礎から負熱膨張材料/複合化による熱膨張制御技術 オンライン
2025/5/22 フォノンエンジニアリングの基礎と半導体熱マネジメント技術 オンライン
2025/5/22 熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例 オンライン
2025/5/22 逆風に直面する洋上風力発電の最新動向と日本企業のビジネス・チャンス オンライン
2025/5/28 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2025/5/28 高性能熱輸送・放熱技術の研究開発動向 東京都 会場
2025/5/29 風力発電の現状と日本の技術 オンライン
2025/5/29 水素エネルギー市場の最新動向と水素戦略、およびビジネス展開 オンライン
2025/5/30 バイオ燃料の製造技術と今後の展望 オンライン
2025/5/30 地熱発電の最新動向と課題および導入拡大に向けた取り組みと研究開発 オンライン
2025/5/30 カーボンリサイクル技術の最新研究動向 オンライン
2025/5/30 ペロブスカイト太陽電池の高効率化・高耐久性化と今後の展望 オンライン
2025/5/30 熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例 オンライン
2025/5/30 熱対策 オンライン