技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ケモインフォマティクスの基礎と応用展開

ケモインフォマティクスの基礎と応用展開

~化学構造表現・数値化とデータ解析・物質探索~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年4月28日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 現在、産官学問わず、物質開発研究の第一線において、様々な計算技術が活用されている。この講座では、計算機を活用した機能性分子開発 (In – Silico機能物質開発) を念頭において、その基盤技術となるインフォマティクス手法、計算シミュレーション手法、物質探索手法、物質データベース、などについて解説する。計算機利用による物質開発で期待されるのは、 (1) 探索する化学空間の把握/拡張/絞り込み、 (2) 研究者 (人間) では思いもよらない物質の発見、 (3) 物性や反応性の定量的予測、 (4) 具体的な有望物質候補の提案/絞り込み、 (5) 物質設計や物質探索のための理論的概念の導出、などである。これらの情報処理で基盤となるのは「物質を如何に記述するか?」である。この観点から、本講座では、特に分子記述子に注目し、従来のケモインフォマティクスや医薬品/農薬探索などで用いられる定量的構造物性相関 (QSAR) 手法、そして講師が最近提唱している電子状態インフォマティクスに基づく概念や実際の数値化手法について、実際の計算のノウハウを解説しながら議論する。
 最近、AI技術と計算シミュレーション技術の融合によって、計算機上で実験を行う「サイバー物質科学」が正に現実的なものとなってきた。その現状とフィジカル物質科学 (現実空間での実験) との連携を含め、今後のIn – Silico機能物質開発の技術課題についても議論したい。

  1. はじめに
  2. 物質をコンピュータで表現する
    1. 分子構造の記述
    2. 分子フィンガープリント
    3. 様々な分子記述子
    4. QSARの分子表現
  3. 物質データベースを活用する
  4. 計算シミュレーションで数値化する
    1. エネルギー変化を記述する
    2. 分子の応答を記述する
    3. 電子状態計算による数値的評価技術
  5. 機械学習アルゴリズムを活用する
  6. 電子状態インフォマティクスの応用事例
  7. 計算機上での物質設計と物質探索
  8. サイバー物質科学の基盤技術
  9. サイバー物質科学とフィジカル物質科学の連携
  10. まとめと将来展望

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/7 マテリアルDXによる材料開発の効率化、高速化とその推進 オンライン
2024/6/7 試験部門 (QC) におけるデータの電子化とインテグリティ対策 オンライン
2024/6/10 機械学習 (ディープラーニング) の基礎・活用・実践 (全3回) オンライン
2024/6/10 Python基礎と機械学習 基礎 オンライン
2024/6/11 電子実験ノートの導入とR&Dデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2024/6/12 デジタル時代のヘルスケアビジネスの立ち上げ方 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 エンジニアのための実験計画法とExcel上で構築可能な人工知能を併用する非線形実験計画法 オンライン
2024/6/14 機械学習による異常検知入門 東京都 会場
2024/6/14 卑金属のみを用いた固体高分子型水電解用酸素発生電極の開発 オンライン
2024/6/17 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/18 機械学習/AIによる特許調査の高度化で実践するスマート特許戦略 オンライン
2024/6/18 Pythonではじめる機械学習入門講座 オンライン
2024/6/19 実験自動化によるR&Dの高速化と再現性向上 オンライン
2024/6/19 機械学習を用いた画像認識技術の基礎とその応用 オンライン
2024/6/19 外観検査自動化に向けた画像処理・AI技術活用の課題と導入のポイント オンライン
2024/6/20 ISO 13485:2016対応に必須の医療機器プロセスバリデーション (進め方、統計的手法とそのサンプルサイズ) オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 外観検査の自動化の進め方と画像データ取得およびAIによる検査のポイント オンライン
2024/6/24 小規模データに対する機械学習の効果的適用法 オンライン
2024/6/24 計測インフォマティクスの基礎とスペクトルデータ解析への応用 オンライン