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自動車産業における樹脂材料・高分子複合材料の "これから" を考える

自動車産業における樹脂材料・高分子複合材料の "これから" を考える

~次世代の自動車で使われるプラスチックとは / 電動化、軽量化、マルチマテリアル化、LCA対応 etc.~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、軽量化、高級化、低環境負荷化等など、自動車を取り巻くトレンドを踏まえて樹脂材料への要求特性を解説いたします。

開催日

  • 2022年1月25日(火) 12時20分 16時30分

受講対象者

  • 今後の自動車の動向に関心のある方
  • 地球温暖化に対して関心のある方、エネルギー問題に興味のある方
  • 次世代車のエネルギーと効率について関心のある方
  • 次世代車におけるプラスチックの使い方について関心のある技術者
  • プラスチック使用による軽量化効果について関心のある技術者
  • カーボンニュートラルやLCAにご関心のある自動車および自動車材料関係企業の方
  • CFRPやセルロースナノファイバーおよびその応用、特に自動車分野への応用に関心のある技術者、企画部門の方

修得知識

  • 自動車に使用されるプラスチック材料の変遷
  • 温暖化防止に対しての自動車の方策
  • 次世代自動車に対してのプラスチックの役割
  • 軽量化に対してのプラスチックの役割
  • CFRPとの軽量化効果と課題
  • 今後の内装用プラスチック材料の課題
  • 次世代車のエネルギー効率
  • 将来の自動車、自動車材料の方向
  • カーボンニュートラルやLCAの考え方
  • CFRPやセルロースナノファイバーの材料設計、成形技術
  • CFRPやセルロースナノファイバーの応用技術
  • CFRPやセルロースナノファイバーの普及の考え方
  • マルチマテリアル化の意味

プログラム

第1部 今後の自動車と求められるプラスチック材料の動向

(2022年1月25日 12:20〜14:20)

 2021年のCOP26では温暖化効果ガスの排出、実質ゼロを宣言した国は140か国を越えたという。世界の一致した目標になり動き出している。この動きの中で新車販売をすべて排出ゼロのゼロエミッション車にすることまでは合意はされなかったが、多くの国や企業は賛同している。欧州では電気自動車が急増しているが2050年に向かってどのように変化していくだろうか。また、電動化が流れだとすればプラスチックはどのように使われてくるだろうか。エネルギーを効率よく使うためには軽量化も今まで以上に求められてくるがプラスチックの役割はどのようになるだろうか。従来からプラスチックの適用が多い内装材はどのように変化していくだろうか。将来の姿を考えながらプラスチックへの期待について述べてみたい。

  1. 自動車を取り巻く環境の変化
    1. 世界の温暖化防止への動き
    2. 温暖化防止に向けた自動車の取り組み
    3. 自動車に使われるプラスチックの変化
  2. 電動化に対してのプラスチックの適用
    1. リチウムイオン電池へのプラスチック
    2. 高熱伝導絶縁材料
  3. 軽量化に対してのプラスチックの役目
    1. モジュール化へのプラスチック適用に対しての効果
    2. CFRPによる軽量化
    3. マルチマテリアルへの期待と接着剤の貢献
  4. 内装用プラスチックは高級化への期待
    1. 高触感への取り組み
    2. 美観を演出するプラスチック
    3. 付加価値を付加する
  5. まとめ
    1. エネルギー効率から見た次世代車
    2. プラスチックに対しての期待
  6. 質疑応答

第2部 自動車分野における高分子複合材料技術動向とマルチマテリアル化展望

(2022年1月25日 14:30〜16:30)

 2050年ゼロエミッション化が宣言された。そのためには、まず、自動車を取り巻く環境の変化を理解し、将来の自動車の姿を予想し、その構成材料のあるべき姿と動向を見ることによる課題の整理が必要。CO2環境問題に対し軽量化は必須でありCFRPやアルミのような軽量材料が注目される。
 ただ、2030年以降は、軽量化だけではなく、本格的なLCA対応が急務になる。そのためには、カーボンニュートラルのバイオマスプラスチックの出現が期待されるが、バイオマスプラスチックは強度的に低く、セルロースナノファイバー等の強化が有効になると考えられる。更には、信頼性やコストなどの面から、金属も含めたマルチマテリアル化が極めて重要な位置づけとなることが予想される。ここでは、その動向と展望を紹介しながら、将来自動車用複合材料を議論したい。

  1. 自動車を取り巻く環境の変化
    1. 地域社会や循環型社会に適合したモビリティ
    2. モビリティだけではなく、将来のビジネスモデルに挑戦
  2. 自動車構成材料の動向
    1. 鉄はいまだに主要材料
    2. 軽量材料 (アルミ、樹脂、複合材料)
  3. 自動車構成材料の今後 (~2030年)
    1. 緊急課題と軽量化
  4. 自動車構成材料の今後 (2030年~ )
    1. 本格的LCA (CO2排出量低減) の追求
    2. マルチマテリアルの必要性
    3. マルチマテリアルの課題
  5. まとめ
  6. 質疑応答

講師

  • 大庭 敏之
    大庭塾
    代表
  • 影山 裕史
    金沢工業大学 大学院 工学研究科 高信頼ものづくり専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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