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承認申請 (ICH CTD M4,M2) から考察するin vitro試験/in silico解析の信頼性確保を見据えたデータの取扱い方

承認申請 (ICH CTD M4,M2) から考察するin vitro試験/in silico解析の信頼性確保を見据えたデータの取扱い方

~生データ等の文書管理/DI対応/SOP/試験報告書/試験記録の調査 (QC/QA)~
オンライン 開催

アーカイブ受講は、2021年12月8日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、試験責任者や従事者、申請業務の立場より、GLP試験の求めている信頼性の基準を念頭に、生データの電子化、データベースを用いた解析、電子申請に向けてコンピュータ処理過程のポイントをin silico解析、承認申請書CTDを検証し、DI (Data Integrity) ・信頼性の確保を見据えたデータの取扱い方を解説いたします。

開催日

  • 2021年11月29日(月) 13時00分 16時30分

修得知識

  • CTDやICH M2/SENDの進捗状況
  • 承認申請におけるin vitro試験とin silico解析状況
  • 生データから承認申請書までのデータ取扱いポイント
  • DI (Data Integrity) のポイント
  • 電子的データの信頼性確保のためのポイント

プログラム

 新医薬品の創薬・開発において、被験物質の削減や簡便で短期間に目的とする評価のためのin vitro試験は日常的に行われている。その膨大な結果の蓄積を踏まえて化学構造・動態・標的等との関連性によるin silico解析は、有効性・体内動態・安全性の予測として創薬・開発に寄与している。従来、in vivo試験成績の予測や3Rs代替法として始まったin vitro試験も承認申請における重要なGLP試験種にも採用されている。
 創薬段階では、in silicoデータベースのために多くの物質をルーチン的に試験し入力する作業も行われている。生データやデータ転送への試験責任者の責務や検証に不透明さが残るが、電子的検証を加えて改善をされるでしょう。
 申請段階では、ICHの申請書書式CTDフォーマット (M4) に従い最終報告書 (概要表や概要文) が作成され、試験責任者やQAU保証書の添付された経緯がある。今後、電子申請の本格的導入ではデータフォーマットにも変革を与えると推察される。申請書式のM8 (eCTD) 、M2 (規制情報の伝送に関する電子的標準) ガイドラインの発出あるいは発出段階 (Step 5) であり、各試験の電子化は、c悪実に生データの取得から申請まで一連のプロセスとなるでしょう。
 此処では、試験責任者や従事者、申請業務の立場より、GLP試験の求めている信頼性の基準を念頭に生データの電子化、データベースを用いた解析、電子申請に向けてコンピュータ処理過程のポイントをin silico解析、承認申請書CTDを検証し、DI (Data Integrity) ・信頼性の確保を見据えたデータの取扱い方を解説する。

  1. はじめに
    1. 医薬品の創薬から承認申請までのハードル
    2. 非臨床の有効性・体内動態・毒性試験の試験種
    3. 非臨床試験と承認申請書の信頼性
      • 試験の実施時期 (ICH)
      • ICHとOECD 試験ガイドライン
      • GLP対象試験とNon – GLP試験
      • 試験報告書と承認申請書 (CTD)
      • DI (Data Integrity) とDI (Document Integrity)
    4. in silicoデータ/解析
  2. 試験における信頼性確保
    1. 施設/機器の標準操作手順書 (SOP)
    2. 試験計画書/実験ノート (試験記録)
    3. 生データと転記/解析データの取扱い
    4. 米国21 CFR Part 11 (電子記録・電子署名)
    5. in vivo/in vitro試験とin silicoデータ/解析/チェック
    6. 試験報告書/試験記録の調査 (QC/QA)
    7. 生データ等の試験に係わる文書の保管管理
  3. 申請資料における信頼性の確保
    1. CTD (Common Technical Document)
    2. SEND (The Standard for Exchange of Nonclinical Data)
    3. 生/転記/転送/解析データ等のQCやProcess validation
    4. 電子システム/データのライフサイクルと保管管理
    • 質疑応答

講師

  • 飯島 護丈
    AEIC研究所
    代表 非臨床開発コンサルタント

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

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  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

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アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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