技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本セミナーでは、定量的な取扱いが困難な「嗅覚」について取り上げ、いかにしてセンサで感じ取り、数値化、定量化を実現するのか、その最新研究動向について詳解いたします。
(2021年11月26日 10:30〜12:00)
嗅覚は生物にとって重要な感覚のひとつであり、様々な情報が含まれる匂いを感じ取ることができる。工学的手法によって、その機能を実社会で活用できる匂いセンシング技術が発展してきた。近年では、嗅覚受容体タンパク質のような、生物由来の機能を活用した匂いバイオセンサの研究開発も進められ、優れた性能を有する匂いセンサが実現されつつある。
本講演では、匂いバイオセンサの原理や種類などを含む、生物機能を利用した匂いバイオセンシング技術の基礎を解説する。また、嗅覚受容体タンパク質を発現させた培養細胞による匂いバイオセンサとその計測システムに関する研究の実例を紹介する。
(2021年11月26日 13:00〜14:00)
味覚と嗅覚は何処が同じで、何処が違うのであろうか。本講座ではその点に注目し、味覚センサを開発した経験を活かし、研究開発した匂いセンサを説明する。超高感度匂いセンサは抗原抗体反応を用いSPRをトランスデューサに採用している。TNT等の爆薬物質へpptレベルの検出を可能としており、既に実用化されている。さらに近年のAIの発達を利用し、AIを用いた人工嗅覚システムの開発に成功した。パナソニックと共同研究を遂行しており、種々の匂いに対応可能となっている。コンパクト化にも着手し、現在手の平サイズになっている。
講演では、こういった3つの味覚センサと匂いセンサの開発と原理、応用例を紹介し、現状の匂いセンサ開発の最先端を包括的に理解できるようにする。
(2021年11月26日 14:15〜15:15)
従来のにおいセンサーは、高感度化、高機能化が進んでおり、非常に使いやすいものが出てきている。欧米では、同センサーを活用して電子鼻 (e-NOSE) プロジェクトが進んでおり、センサー出力からヒト嗅覚官能を予測する試みも進んでいる。しかしながら、これまでのセンシング分子は人工物であり、特定領域のにおい分子の識別には有効であるが、莫大な種類のにおい分子を全て識別したり、ヒト嗅覚官能に結び付けて識別したりするのは不可能である。
我々のセンサーは、その技術的ハードルを初めてブレークするものであり、本講座で概説したい。
(2021年11月26日 15:30〜16:30)
本講座では、各種アプリケーションに向けた嗅覚センサシステムの実現に向けて、まず1982年から続く世界各国でのさまざまな研究開発の歴史を振り返り、何がどこまで研究され、何が課題になっているのかをまとめます。
これを踏まえた上で、嗅覚センサに必要とされる要素を網羅した膜型表面応力センサ (Membrane-type Surface stress Sensor, MSS) を軸に、我々が進めている研究開発を紹介します。さらに、機械学習を融合した総合的な研究開発について、アプリケーション事例も含め、最新の成果とともにご紹介します。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
---|---|---|---|
2025/1/17 | ヒト嗅覚受容体センサーの開発と応用 | オンライン | |
2025/1/17 | 匂いセンシング技術の基礎知識と匂いバイオセンサの研究開発 | オンライン | |
2025/1/31 | におい情報DX (デジタルデータ化から再構成まで) を実現するヒト嗅覚受容体センサの実際と課題 | オンライン | |
2025/2/17 | におい情報DX (デジタルデータ化から再構成まで) を実現するヒト嗅覚受容体センサの実際と課題 | オンライン | |
2025/2/19 | 香料 (フレグランス・フレーバー) の基礎と合成・分離精製・調合技術 | オンライン |
発行年月 | |
---|---|
2021/6/30 | 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明 |
2020/10/30 | においのセンシング、分析とその可視化、数値化 |
2019/2/28 | においを "見える化" する分析・評価技術 |
2018/11/30 | 臭いの測定法と消臭・脱臭技術 事例集 |
2014/10/27 | 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化 |
2013/2/20 | 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/2/20 | 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 |