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全固体リチウム電池の基礎と最新の研究動向

全固体リチウム電池の基礎と最新の研究動向

~固体電解質開発の新たな切り口~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年9月28日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 全固体電池材料の最近の動向を把握したい方
  • 全固体電池の材料開発を新たに始めようとお考えで、取り掛かりの情報収集をしたい方
  • 会社独自の合成技術・材料をお持ちで、電池への応用をお考えの企業の方
  • 本テーマにご興味のある方でしたら、どなたでも受講可能です。

修得知識

  • 全固体電池全般に関する基礎知識
  • 固体電解質開発の最近の研究動向
  • 現在知られている固体電解質の材料系毎の特色
  • 固体電解質開発の新たなコンセプト

プログラム

 各国の自動車産業では、ガソリン車から電気自動車へのシフトが急速に進められています。電気自動車ではエンジンに代わり、電池特性が自動車の性能や市場価格に直結します。例えば電池のエネルギー密度は自動車の航続距離を左右し、充電器ステーションでの急速充電は電池の高出力特性がカギとなります。他にも安全性を含め、全ての面で優れた蓄電池の開発が急務となっています。最も有望な蓄電池のひとつが全固体リチウム電池です。全固体電池では、高い安全性・信頼性だけでなく、固体電解質を用いることで初めて発現する、従来の電池では得られなかった様々な特性が期待されます。
 本講演では、現在知られている固体電解質材料をいくつかご紹介いたします。更に、全固体電池における高容量負極の充放電特性や、固体電解質材料の新たな設計指針など、私が現在取り組んでいる研究内容についても簡単にご紹介いたします。

  1. はじめに ~なぜ全固体電池なのか?~
    1. 電池の動作原理の基礎
    2. 現行のリチウムイオン電池の特長と課題
    3. 電池の全固体化によるメリット
  2. 代表的なセラミックス固体電解質、材料系毎に
    1. ハロゲン化物系 ~世界で始めて実用化された固体電解質~
    2. 酸化物系 ~究極の全固体電池の構築~
    3. 硫化物系 ~最も高いLi+イオン伝導度が発現~
    4. 水素化物系 ~最近発見された新たな材料系~
  3. 全固体電池への高容量負極材料の応用
    1. 現在知られる高容量負極材料
    2. 従来のリチウムイオン電池における材料設計
    3. 全固体電池におけるSiおよびSnの充放電挙動
  4. ゲストLi+伝導体の開発の現状
    1. KI、NaIをベースとした固体電解質開発
    2. 新型固体電解質を用いた全固体電池の試作状況
    3. 更なる伝導度向上に向けて
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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本セミナーは終了いたしました。

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