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触覚情報フィードバックの基礎と応用

触覚情報フィードバックの基礎と応用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、触覚フィードバック技術に必要な、触知覚の生理学的な基礎特性、触覚情報を検出するセンシング技術、触覚情報の提示技術とその応用、最近の動向について解説いたします。

開催日

  • 2021年9月10日(金) 11時00分 16時30分

修得知識

  • 人の触知覚についての心理・生理学的な基礎知識
  • 触覚技術の適用範囲
  • 振動触覚の記録と提示
  • 超音波による空中での触感提示技術
  • ヘッドマウントディスプレイと触覚
  • 触覚提示と身体性

プログラム

 近年のVR技術の進展に伴い、リアルな視聴覚体験に触覚情報を追加する触覚フィードバック技術に注目が集まっています。例えば夢かどうかを確かめるときに頬をつねることに象徴されるように、触覚は「そこにものがあるということを実感する」ための感覚であるため、適切な情報提示により、よりリアルな体験が創出されることが期待されています。近年では、超音波を利用したなにもない空間での触覚提示など、新しい技術も進展しており、今後さらなる発展が見込まれています。2019年の最も大きな触覚の国際会議では、所属別の発表件数でFacebook社が圧倒的一位になるなど、企業も積極的に乗り出してきている分野です。
 本講義では、そのような触覚フィードバック技術に必要な、1) 触知覚の生理学的な基礎特性、2) 触覚情報を検出するセンシング技術、3) 触覚情報の提示技術とその応用について講義し、最近の動向と合わせて触覚関連研究を概説します。

  1. 触覚応用技術の現状
    1. VRと触覚
    2. 触覚のセンサとディスプレイ
    3. 触覚フィードバックの近年のニーズ
  2. 触知覚の基礎特性
    1. 皮膚の構造と触覚
      1. 受容器の種類と特性
      2. 身体部位による違い
      3. 神経の接続と分布
      4. 硬さの知覚
      5. 温覚・冷覚の重要性
    2. 触覚の錯覚
      1. 触覚はだまされやすい
      2. クロスモーダル錯覚
    3. 触覚と感性
      1. 触感の評価手法
      2. 触感を決める要素
      3. オノマトペと触感
  3. 触覚センシング技術
    1. 接触情報の変換手法の基礎
    2. 触覚計測の3分類
      1. 触れられる側にセンサを配置する
      2. 触れる側にセンサを配置する
      3. 接触状況を外から観察する
  4. 触覚提示技術 (最近の企業の動向を交えて)
    1. 空間的高解像度化から時間的高解像度化へ
    2. 非接触での触覚提示
    3. 情動の提示
    4. 動作の予測との組み合わせ

講師

  • 牧野 泰才
    東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻
    准教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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