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バイオマス材料の開発と応用

バイオマス材料の開発と応用

~インク、コーティング剤、粘着・ラベル~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年9月10日(金) 10時00分 16時45分

修得知識

  • バイオマス材料の基礎
  • ラジカル重合の基本技術
  • バイオマスアクリル樹脂の設計 (油性、水性、紫外線硬化型樹脂)
  • バイオマスウレタンアクリレートの樹脂設計及び物性

プログラム

第1部 環境対応型樹脂の開発と各種用途展開

(2021年9月10日 10:00〜11:30)

 ラジカル重合の基本技術の解説を基本として環境対応型素材としてバイオマスアクリル樹脂 (紫外線硬化型) の設計方法及び物性それらを用いた用途例についてわかりやすく説明し、水性UV (ウレタンディスパーション) 及びバイオマスウレタンアクリレートの樹脂設計及び物性に関しても合わせて解説する。

  1. バイオマス樹脂の市場動向
    1. バイオマス樹脂の種類と原料
  2. 樹脂設計
    1. ラジカル重合技術 (油性)
    2. ラジカル重合技術 (水性)
    3. バイオマスアクリル樹脂の設計
    4. 紫外線硬化型バイオマスアクリル樹脂の設計
    5. ウレタンアクリレートの設計
    6. バイオマスウレタンアクリレートの設計
    7. 水性UV (ウレタンディスパーション) の設計
  3. 物性例及びコーティング材としての用途展開例
    1. バイオマス度の測定
    2. バイオマスアクリルの基本物性 (油性)
    3. バイオマスアクリルの基本物性 (水性)
    4. 紫外線硬化型アクリル樹脂の基本物性
    5. バイオマスウレタンアクリレートの基本物性
    6. 水性UV (ウレタンディスパージョン) の基本物性
  4. 今後の動向
    • 質疑応答

第2部 バイオ由来化合物“β-ファルネセン”を活用した新規エラストマーの開発と粘接着剤への応用

(2021年9月10日 12:15〜13:45)

  1. 液状ゴムへの適用
    1. 液状ファルネセンゴム (LFR) の特長
    2. 液状ファルネセンゴム (LFR) の粘着・シーラントへの応用
  2. 水添スチレン系熱可塑性エラストマーへの適用
    1. 「セプトン」BIO-シリーズの特長
    2. 「セプトン」BIO-シリーズの応用物性
    • 質疑応答

第3部 環境対応素材を用いた粘着ラベルの設計と応用

(2021年9月10日 14:00〜15:30)

 地球温暖化問題、海洋プラスチック問題の対策として、プラスチック製品はバイオマス樹脂や生分解樹脂等への置換えを目指し、急ピッチで素材の開発が進められているが、商品の表示をする粘着ラベルも同様に置換えが進められている。用途例を交えながら解説する。

  1. 粘着ラベルにおける環境対応
    1. 粘着ラベルについて
    2. 粘着ラベルの環境対応
  2. 環境対応粘着ラベルの設計
    1. 生分解性フィルムタック
    2. 再生PETフィルムタック
    3. バイオマスフィルムタック
    4. 容器等のリサイクル支援製品
    5. フィルムタックから紙タックへの回帰
    • 質疑応答

第3部 容器包装へのバイオマス材料採用の取り組み

(2021年9月10日 15:45〜16:45)

 近年、プラスチック資源循環や海洋プラスチック問題などの環境課題に対して社会からの期待が大きくなる中、アサヒグループは「環境ビジョン2050」を制定し、2050年までに、事業活動における環境負荷ゼロ (ニュートラル) を目指すとともに、アサヒグループの独自技術を活かし、社会により多くの環境価値を創出 (プラス) することを目指すことで、持続可能な社会の実現に挑戦している。また、アサヒ飲料は、持続可能な容器包装の実現に向けて、①リサイクルPET・環境配慮素材の使用、②リデュース、③環境に配慮した新容器開発の3つの目標を策定した『容器包装2030』を制定し、人にも環境にも優しい持続可能な容器包装を目指してさまざまなアプローチで取り組んでいる。
 ここでは、アサヒ飲料における環境負荷低減に向けた取り組み事例として、植物由来原料を使用した資材の展開について述べる。

  1. オールバイオマス素材の「三ツ矢サイダーPET1.5L」の展開概要
  2. ラベルの高バイオマス化の追求
  3. バイオマスインキの選定
  4. ライスインキ印刷PLAロールラベル化の検討
  5. PETボトル用樹脂キャップの軽量化
    • 質疑応答

講師

  • 朝田 泰広
    大成ファインケミカル 株式会社 技術グループ
    課長
  • 上野 慶和
    株式会社クラレ エラストマー事業部 エラストマー研究開発部
  • 塚田 力
    王子タック株式会社 開発部
    部長
  • 和田 聡太
    アサヒ飲料 株式会社 研究開発本部 技術研究所 容器包装グループ 包装技術チーム

主催

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
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  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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