技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

改正GMP省令対応にむけた管理監督者のGMP教育/方法と関与にむけた組織作り

オンラインセミナー対応 (アーカイブ受講)

改正GMP省令対応にむけた管理監督者のGMP教育/方法と関与にむけた組織作り

東京都 開催 会場・オンライン 開催

開催日

  • 2020年8月31日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 改正GMP省令で期待される「実地管理徹底」と企業風土の見直しご準備は整いましたか? 形だけの「品質システム・教育評価」等のPMDA指摘に対し、「管理監督者・教育担当者」の使命である「GMPの願いに叶う行動力」の「コーチング」にもお役立頂けると確信しております。「ルール・失敗例」を「知っている事」と「正しく出来る事」とは全く別物で、「GMPの願いに調和した行動」ができるよう「知識 (ルール) 」⇒「意識 (注意) 」から「認識 (納得) 」のGMP教育が望まれています。

 本講では近年の「重大な違反」等の失敗の歴史を総括し、 *「何が不足」かの認識

  • これからの改正省令教育に「3W1H手法※」がなぜ必要か
  • 「目的意識」を高める教材
  • 苦情事故多発工場「立直し体験」から得たミス対策と「当たり前の事の徹底」ノウハウ

を紹介します。

 形だけの「品質システム・教育評価」等のPMDA指摘に対し、「管理監督者・教育担当者」の使命である「GMPの願いに叶う行動力」の「コーチング」にもお役立頂けると確信しております。

  • 3W1H手法
    • 人は「得心して行動する」⇒「自分が受け入れた品質が基準となる」
      • (1) Where (何処?ズレ)
      • (2) What (何を?行動)
      • (3) Why (何故?必要)
      • (4) How (どんな?方法)

第1講 管理監督者の「GMP教育」

PIC/S加盟から5年、「PIC/S GMP」施行後も止まらない「重大な違反・クライシスな回収」
今般の「GMP」で何が足りない?形だけで実地管理は?⇒「GMPマインドは?」&「人材は?」

  1. 「PIC/S加盟」~「無通告立入」への経緯 (改正後に「同類の失敗をしない、させない」)
    • PIC/S加盟後も「重大な違反・重篤な回収」は何故?「悪しき企業風土」?元原因は?
    • 監督者が心に刻むべき「ルールベース」の怖さ「Blind Compliance」とは
  2. 今般の「GMP」で何が足りない「総括」されましたか?
    • ①「異常・違反の黙認」
    • ②「三現主義の欠如」の現場風土は大丈夫?診断は何で?
  3. 「高い品質」とは?「GMPの3原則」
    • GMP3原則を読み上げ「歌い文句」に終わらせないために、どんな教育を?
    • 「高い品質」とは何?⇒「横綱相撲」⇒勝ち続ける実績 (信用) ⇒不用意な負け (引退)
    • 「医薬品品質システム」の役目と「品質リスクマネジメント」の役割
  4. 「改正GMP省令」で期待されるもの?
    • GMP省令の構成と改正案の概要 (見直し方針の要約と留意点解説)
    • (例) 改正GMP省令は「人体と同じ構成」です?「一つでも劣化は命取り」
      • (1) 製造実施のための「骨格」
      • (2) 変化への対応「筋肉」
      • (3) リスク先手管理の「免疫力」
        そして改正の目玉は、④陣頭指揮の頭 (脳) ⑤経営者魂の品質方針等 (マインド)
    • 経営陣の「陣頭指揮」とは? (上級経営者 経営陣の役割分担運営例)
  5. 「QRM活動計画」での留意点 ⇒「全てのリスクを!」では本気度が伝わらない?
    • 製造所での「患者リスク」とはなに?⇒「患者リスク分類表」見本例
    • 「患者リスク」に目を向けた「ライン巡視のコーチング事例」
  6. 「Data Integrity」確保の留意点 (教える⇒出来る様にするためには?)
    • データ完全性の原則[ALCOA]を徹底しよう!⇒毎日の現場巡視で確認は?
    • 「ALCOA」の5原則だけでは不十分?⇒追加される4原則は「なぜ必要?」

第2講 「企業風土」の見直しと「人材確保」

  1. 「人材」・「企業風土」とは? (会社が決めるもの?)
    • 「人材」・「企業風土」とはなに?⇒管理監督者が求めているもので決まる (原理原則)
    • 「ルールベース」の企業風土の兆候とは?
  2. 「企業風土」の不適切事例 (「当たり前の行動スイッチOFF」の事例と原因)
    • Quality Cultureは「いろんな所」に表れる
    • 「形だけの評価制度」の実害例
    • 医薬品製造所で「求められる人材」とは?
  3. 「人的資源」の確保は誰が? (日本のGMP体制レベルは高いの勘違い?)
    • 「人材育成・確保」は何処から?⇒漠然としたテーマ⇒どこが弱点かの分析
    • 【組織】人材確保の優先事項の明確化 (「人的資源」の強みと弱み取り巻く環境を知る)
    • 【経営】適切な経営資源の投入⇒まず「日本のGMP体制は不十分」を知ってから考える
    • 【どこから手を付けますか? (7つの手法) 】
      • まず、造れ・造れ!「現物主義の綻び」が現れていませんか?
      • 「マネジメントレビュー」で弱点を探して認識
      • 「患者リスク」発見のコーチングで人材育成
    • 「企業風土」の診断は?「Quality Culture」診断目安表」 ⇒数字では見えない所に現れる
    • 第2講の途中で【右脳活性・指体操】⇒「有事の対応能力アップの訓練」

第3講 苦情事故多発工場での「企業風土改善」の取組事例

  • 多品種少量の医薬品製造工場で苦情事故・労災多発生 (26ライン、約150人)
    • 組織の「弱点と強み」の分析と「ライン評価」 から着手
    • ミス対策「トータルパケージ」で「苦情事故、ミス損失削減」にチャレンジ
  • 「ステータス表示」等の「メタデータ軽視」の風土改善⇒混同・異物・表示間違い対策
  • 「ミス24」のミス分類表作成、ミス分類から「根本原因対策でミス激減」
  • 「班長職務標準」を作成し班長の再教育⇒「ライン評価」⇒「小集団活動」でライン改善
  • プロの立ち振る舞い (身に付けたい7つの作法) ⇒挨拶など「当たり前の事の徹底」
  • 3年後に⇒苦情事故は1/10以下
    • 継続的改善で⇒「ミス損失金額」 10万以下/年を7年半継続達成
  1. 起源は「苦情事故・労災多発」
    • SWOT (スウォット分析) 」手法による組織の強み弱みの分析
      • 組織の「内部環境」と「外部環境」の2側面から現状把握分析法
      • ⇒「今後の戦略方針や改善策を立案する診断手法」
    • 「強みと弱み」を知り「強みを生かし弱点補強」
  2. ミス対策の「トータルパッケージ」と目標設定
    • 「ミス24」ミス分類表を作成しミスの根本原因対策
    • 「混同・異物・表示間違い」対策の「ノウハウパッケージ」紹介
  3. プロの立ち振る舞い (身に付けたい、7つの作法)
    • 「Quality Cultureは立ち振る舞いに現れる」
    • 「当たり前の事を徹底」させるには押付けでは無理⇒成功事例を真似る
    • 美しい立ち姿 (躾) /言葉を正し (尊重) /信用行動 (誠実)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島田 明
    医薬品食品品質保証支援センター
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 申込みフォームの通信欄に「オンライン受講割引」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/11/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/7 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/11 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書