技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の残留応力発生メカニズムと低減化法

Zoomを使ったライブ配信セミナー

高分子材料の残留応力発生メカニズムと低減化法

~粘弾性特性の理解 / 残留応力の測定法 / 時間温度換算則の原理~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の残留応力発生について基礎から解説し、正しい測定法について詳解いたします。

開催日

  • 2020年8月18日(火) 10時30分16時30分

修得知識

  • プラスチックの基本特性である粘弾性特性
  • 残留応力の発生メカニズム
  • 残留応力の低減方法、積極的な利用法
  • 時間-温度換算則の概念
  • 時間-温度換算則を用いた強度、変形の長期予測法と信頼性評価法
  • 粘弾性特性を基準とした強度、変形の力学的取扱い

プログラム

 高分子材料の成形後の経時的な変形や破壊は、成形時に素材の粘弾性挙動に伴って生じる残留応力に起因するところが大である。粘弾性挙動とは、力と変形の比例定数でこれが時間や温度によって変化する挙動です。この粘弾性挙動を理解することで、成形時に生ずる残留応力の発生メカニズム、各種成形機を用いた時の残留ひずみの少ない成形温度条件の選定、突如起こる成形不良の対策法、残留応力除去のためのアニーリング条件、成形時に残留ひずみが残り易い素材かの可否、素材の独自管理、数値解析に有用な材料特性の提供、粘弾性特性に成立する時間-温度換算則を用いた強度や変形の変化割合の長期予測、シミュレーション時のデータの取り扱い等々が感や経験に頼らず定量的に行うことができます。
 ここでは、高分子材料の粘弾性特性を一つの判断基準とした、残留応力の発生メカニズム及びその低減化法について平易に説明します。

  1. 第1部 残留応力発生を理解するための基礎特性
    1. 粘弾性特性とは
    2. 粘弾性特性の活用方法
    3. 粘弾性に伴う特異現象
      • クリープ挙動
      • 緩和挙動
  2. 第2部 プラスチックの力学を理解するための基礎知識
    1. プラスチックの応力とひずみ
    2. 粘弾性挙動と粘弾性モデル
    3. 応力 – ひずみ関係式
      1. 応力 – ひずみ関係式の誘導方法
  3. 第3部 残留応力発生メカニズム
    1. 残留応力発生要因の分類
    2. 冷却過程で生ずる残留応力
      1. 応力と残留応力
      2. 残留応力の発生要因
      3. 冷却過程で生ずる残留応力の発生メカニズム
    3. 硬化収縮に伴う残留応力
      1. 熱硬化性樹脂の硬化過程
      2. 熱粘弾性力学モデル
      3. 硬化収縮による残留応力の発生メカニズム
  4. 第4部 残留応力の理論的・実験的解析法と対策
    1. 残留応力の基礎式
    2. 解析方法
    3. 実験的解析手法
      1. ひずみ測定
      2. X線回折法
    4. 残留応力低減
  5. 第5部 変形・応力解放の長期予測方法
    1. 時間-温度換算則の基礎概念
    2. 時間-温度換算則の成立と確認法
    3. 時間-温度移動因子
      • アーレニュウス型
      • WLF型
    4. 残留応力開放に伴う変形の長期予測方法
    5. 強度低下の長期予測方法
  6. 第6部 GCPを用いた成形不良低減の新射出成形法
    1. GCP (ガス・カウンター・プレッシャー) とは?
    2. GCP+射出発泡成形法
    3. GCP+射出中空成形法
    4. GCP+射出圧空成形法
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/4/6 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2026/4/8 高速・高周波基板向け低誘電樹脂材料の設計と技術開発動向 オンライン
2026/4/8 光酸発生剤の種類、選び方、使い方 オンライン
2026/4/8 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/4/9 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策技術 オンライン
2026/4/9 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2026/4/9 ポリウレタンの原料・反応・物性制御とフォーム・塗料・複合材料分野での新技術 オンライン
2026/4/9 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2026/4/9 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2026/4/10 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2026/4/10 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/4/13 レオロジーの基礎から動的粘弾性データの解釈まで オンライン
2026/4/13 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2026/4/14 レオロジーの基礎から動的粘弾性データの解釈まで オンライン
2026/4/14 ゾル-ゲル法の基礎と応用 オンライン
2026/4/14 ゴム材料・エラストマー・添加剤の分析手法と劣化解析 オンライン
2026/4/15 エコデザイン規則・容器包装規則・ELV規則案から読み解く欧州における再生プラスチック規制の最新動向と今後の課題 オンライン
2026/4/15 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点及び輸送プロセスへの応用 オンライン
2026/4/16 エコデザイン規則・容器包装規則・ELV規則案から読み解く欧州における再生プラスチック規制の最新動向と今後の課題 オンライン
2026/4/16 高分子表面・界面の基礎と材料設計への展開 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例