技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日常医療・未病医療のための生体センシングとデバイス開発

日常医療・未病医療のための生体センシングとデバイス開発

~キャビタス (窩腔) センサ、生体ガスセンサ・探嗅カメラ、人工臓器~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年5月25日(月) 13時00分 17時00分

修得知識

  • バイオセンサの基礎知識
  • 糖尿病とその計測
  • コンタクトレンズ型センサ
  • マウスガード型センサ
  • 生体臭と疾病&代謝異常
  • 生化学式ガスセンサ
  • アセトンガスセンサ
  • 探嗅カメラと生体応用 (呼気・皮膚ガス)
  • アクチュエータ
  • 人工臓器

プログラム

 高度医療や社会の高齢化に伴い、国内そして世界の医療機器市場は拡大を続け、さらには携帯電話のデジタル機器やIoTの発展により、新しいパーソナル・ヘルスケアの機運が高まっています。医療機器産業は自動車や家電と同様な総合産業であり、日本が培ってきた多様なプロセス技術 (半導体、有機、バイオ) が生かされる領域です。
 本セミナーでは、日常医療や未病医療を見据えながら、各種プロセス技術を駆使して開発した新しい生体計測デバイスとして、非侵襲計測のためのキャビタス (窩腔) センサとウエアラブルセンサの可能性、身体の代謝機能に着目した高感度なガスセンサと可視化システム (探嗅カメラ) への応用、そして、生体と人工物の融和を目指し、生体適合性を備えながらも生体エネルギーによって駆動可能な人工臓器システムなどを詳解します。さらに、最新の研究動向と将来の医療デバイスの展望についても、分かりやすく、かつ詳細に解説します。

  1. キャビタス (窩腔) センサ
    1. 非侵襲計測から無意識計測へ
    2. 生体適合性ポリマーと微細加工技術の融合
    3. ウェアラブル酸素センサと経皮ガス計測
    4. ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサ
    5. 非侵襲血糖値評価のための涙液グルコース計測
    6. 無線機能付きマウスガード型センサ
    7. BAN (Body Area Network) のための人体通信センシング
  2. 生化学式ガスセンサ (バイオスニファ) とその計測応用
    1. 薬物代謝機能に基づく高選択性ガスセンシング
    2. 魚臭症候群に起因するトリメチルアミン用ガスセンサ
    3. 口臭成分メチルメルカプタン用ガスセンサ
    4. バッチ計測用チップ型アルコールセンサ
    5. UV – LEDを用いた高感度ガスセンサ
    6. 呼気中エタノールとアセトアルデヒドのモニタリング
    7. 呼気アセトンとイソプロパノールの呼気計測
    8. 住環境評価のためのホルムアルデヒド計測
    9. 健康環境のための植物浄化
    10. 匂いの可視化モニタリング (探嗅カメラ)
    11. 呼気・皮膚ガスの可視化計測
    12. 果実の香りの可視化と成熟度評価
  3. センサからトランスデューサ (人工臓器) へ
    1. 有機エンジン:人工的能動輸送システム (化学 → 機械エネルギーへ)
    2. 動き (速度や方向) でわかるバイオセンシング (直線運動)
    3. 人工鞭毛モータ (回転運動)
    4. 無脈流ケミカルポンプ
    5. ケミカルピンセット:2成分にて化学制御可能な人工筋肉
    6. 人工すい臓:ケモメカによるグルコース濃度制御システム
    7. 自立拍動型人工血管
    8. 生体エネルギーハーベスティング

講師

  • 三林 浩二
    東京医科歯科大学 生体材料工学研究所
    教授 / 副理事

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 43,000円 (税別) / 47,300円 (税込)
1口
: 56,000円 (税別) / 61,600円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/1/30 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/1/30 英国医療機器UKCA規制セミナー オンライン
2025/2/3 医療機器QMSで有効な統計的手法とサンプルサイズ決定 オンライン
2025/2/3 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/2/4 英国医療機器UKCA規制セミナー オンライン
2025/2/5 プログラム医療機器 (SaMD) の開発と保険適用戦略のポイント オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 医療機器・体外診断用医薬品におけるQMS省令対応のポイント オンライン
2025/2/5 医療機器の日欧米市販後安全対策と不具合報告・添付文書の作成方法 オンライン
2025/2/6 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/2/6 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/2/6 医療機器の開発・事業化を成功に導くための実務秘訣 オンライン
2025/2/7 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方 オンライン
2025/2/7 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/2/12 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 医療機器の承認審査制度及び薬事申請書類の作成と適合性調査 オンライン
2025/2/13 超入門改正QMS省令セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/25 入浴剤 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/25 入浴剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/5 国際基準「JCI認証」取得の実際と検証