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高分子の摩擦摩耗メカニズムとその制御、特性評価

高分子の摩擦摩耗メカニズムとその制御、特性評価

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、摩擦・摩耗について基礎から解説し、摺動部品の低摩擦、コーティングの耐摩耗、ローラーのすべり防止等、高分子材料を用いて従来材料と同じく、遜色ない摩擦、摩耗特性を実現するための手法とポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2019年12月17日(火) 10時00分 16時45分

修得知識

  • 高分子材料を摺動部材に利用する際の材料選択、材料設計、構造設計、 信頼性・留意点
  • 高分子材料のトライボロジー
  • 高分子材料のトライボロジー的性質の改質法
  • ポリマーアロイ・ブレンド・複合材料の基礎

プログラム

第1部 トライボロジーの基礎と高分子材料での考え方

(2019年12月17日 10:00〜12:30)

 摺動部品にはすでに多くの高分子材料が利用されているが、今後も金属、無機 無機材料からの転換が益々進むと考えられる。一方で、高分子材料の摩擦・摩耗特性については、金属等の材料特性とは異なる点も多く、その材料選択や設計に際しては注意すべき点も多い。

  1. トライボロジーの基礎
    1. トライボロジーとは
    2. 固体表面と接触
    3. 摩擦のメカニズム
    4. 潤滑のメカニズム
    5. 摩耗のメカニズム
    6. 潤滑剤
  2. 高分子材料のトライボロジー
    1. 摺動部材用高分子材料
    2. 高分子のトライボロジーの特徴
    3. 表面物性評価方法
    4. 摩擦・摩耗特性評価方法
    5. 設計上の注意点
    • 質疑応答

第2部 高分子材料の摩擦・摩耗のメカニズムと制御

(2019年12月17日 13:30〜16:45)

 プラスチック・ゴムをはじめとした高分子材料のトライボロジー特性を制御する方法として、ポリマーアロイ・ポリマーブレンド・複合材料の技術を用いた改質法を中心に説明致します.

  1. 高分子材料の基礎
    1. 高分子材料について
    2. 高分子材料の特徴
    3. 高分子材料の性質
      1. 高分子の三態
      2. TgとTm
      3. 粘弾性
      4. 各種材料 (金属など) との比較
  2. 高分子材料のトライボロジー
    1. 高分子材料の摩擦
      1. 高分子材料の摩擦メカニズム
      2. 高分子材料の摩擦特性
    2. 高分子材料の摩耗
      1. 高分子材料の摩耗メカニズム
      2. 高分子材料の摩耗特性
    3. 限界pv値
  3. 高分子材料のトライボロジー制御法
  4. ポリマーアロイ・ブレンド化によるトライボロジー制御
    1. ポリマーアロイ・ブレンドについて
    2. モルフォロジー制御
    3. ポリマーアロイ・ブレンド化によるトライボロジー制御例
    4. ポリマーアロイ・ブレンドの材料設計ポイント
  5. 複合化による制御
    1. 高分子複合材料について
    2. 高分子トライボマテリアルに用いる充填材
    3. 複合化によるトライボロジー制御例
    4. 高分子複合材料の材料設計ポイント
  6. 多成分系複合材料による制御
    1. 多成分系複合材料について
    2. 多成分系複合材料化によるトライボロジー制御例
    3. 成形加工の影響
  7. 高分子トライボロジー制御のまとめ
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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複数名
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