塗布・乾燥のレオロジー
~分散液内部構の観点から粒子分散液の成膜プロセスを理解するためのレオロジー解析~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、塗布・乾燥・レオロジーについて基礎から解説し、溶液中での粒子の構造形成や、溶液が塗布膜として乾燥する過程への影響等、レオロジーの観点から粒子分散液の成膜プロセスを解説いたします。
開催日
-
2019年11月18日(月) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- レオメーターを使用して粒子分散液を評価している方
- 粘度測定や粘弾性測定を実際にした経験はあるが、その結果の解釈に困っている方
- 微粒子・粉体を扱う入門者、初心者、これから粉体を扱う方
- 微粒子・粉体に関連する技術者
- 医薬品
- 食品
- 化粧品
- セラミックス
- トナー
- 肥料
- 化学原料
- 電子材料
- 金属材料
- 電池材料
- 粉末治金 など
修得知識
- 粒子分散液の粘度と粒子濃度や粒子凝集状態の関係
- フローカーブ (粘度の剪断速度依存性) の読み取り方
- 粘度を指標とした分散状態の解析方法
- 粒子分散液の弾性率に対する粒子や高分子が形成する構造の寄与
- 様々な粘弾性測定モードに基づく粒子分散液の内部構造の解釈
- 粒子分散液の乾燥中に生じる諸現象の理解
- 粒子充填過程を評価・解析する手法
- 塗布膜の表面状態変化を評価・解析する手法
- クラックの要因となる塗布膜に発生する応力を評価・解析する手法
プログラム
粒子分散液の塗布乾燥により様々な薄膜製品が作られ、薄膜内部における粒子の分散・凝集状態の制御が求められています。しかしながら、高密度充填化、成分偏析回避、クラック抑制など様々な要求を同時に達成することには多くの困難が伴います。これらを理解するためには、乾燥に処する粒子分散液の内部構造を理解し、乾燥中における塗布を適切な手法によりモニタリングすることによって内部構造がどのように変化するのか明らかに必要があります。
本講座では、不透明な粒子分散液にも適応可能な粘度や粘弾性などのレオロジーの観点から溶液中で粒子がどのような構造を形成するのか、それが塗布膜として乾燥する過程にどのように影響するのかを概説します。そして、主に「粒子充填化」「表面構造形成」「乾燥応力」に着目して、粒子分散液の内部構造や乾燥条件が薄膜形成過程に与える影響に関して実例を示しながら紹介します。
- レオロジーを利用した粒子分散液の内部構造解析
- 粒子分散液の内部構造と粘度
- 凝集・分散と粘度変化
- 粒子間距離の影響
- 粒子が形成する内部構造と粘弾性
- チクソトロピーモデルによる凝集状態の定量評価
- レオロジーを指標としたスラリー内部構造評価
- 粒子分散液のスピンコートプロセス
- 沈降性粒子分散液の粘度測定と凝集評価
- 燃料電池電極スラリー分散過程のレオロジー解析
- リチウムイオン二次電池電極スラリー分散過程の粘弾性解析
- 粒子分散液塗布膜乾燥プロセスの評価手法
- 塗布膜乾燥プロセスの概要
- 粒子分散液乾燥プロセスにおける注意点
- 塗布膜乾燥プロセス評価手法の紹介
- レオロジーを活用した塗布膜乾燥プロセス解析
- 膜厚変化を利用した乾燥過程の解析
- リチウムイオン二次電池電極スラリーの塗布膜乾燥過程
- 表面散乱を利用した表面構造変化の解析
- ゲル化粒子分散液の粒子充填過程解析
- カンチレバー法を用いた乾燥中の応力変化測定
- 応力変化に対する粒子凝集性の影響
講師
菰田 悦之 氏
神戸大学
大学院 工学研究科
応用化学専攻
准教授
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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