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リチウムイオン電池・電気二重層キャパシタのバッテリマネジメントとセルバランス

リチウムイオン電池・電気二重層キャパシタのバッテリマネジメントとセルバランス

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池のバッテリマネジメント、セルバランス技術について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2019年6月28日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 蓄電池のマネジメント技術に関わる技術者
    • リチウムイオン電池
    • 電気二重層キャパシタ 等

修得知識

  • バッテリマネジメントに関する基礎知識
  • セルバランスに関する基礎知識

プログラム

 再生エネルギーや電動車両の普及に伴いリチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電源の利用が急速に拡大している。一般的に、システムの要求電圧に応じて複数の蓄電セルを直列に接続しバッテリを構成して使用するが、バッテリを長期に渡り安全に使用するためには各セルを適切に管理する必要がある。そのためにはバッテリマネジメント技術が必要不可欠であり、その中でも特に重要となるのがセルバランス技術である。蓄電システムでは各セルの固体差に起因してセル電圧にアンバランスが生じるが、これはセルの過充電や過放電のみならず蓄電システム全体としての早期劣化や利用可能エネルギーの低下といった各種の悪影響を及ぼす。このアンバランスを解消するのがセルバランス技術であり、近年では蓄電源の利用拡大に伴い盛んな研究開発が行われている。
 本セミナーではバッテリマネジメントならびにセルバランス技術について解説する。

  1. 背景
    1. 蓄電池の用途拡大に伴う課題
    2. リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタの特性
  2. バッテリを使用する際の課題
    1. 過充電と過放電
    2. 過大電流
    3. 温度管理
    4. セルアンバランス
    5. 充電状態推定
  3. バッテリマネジメントシステムの役割
    1. 充電制御 (定電流 – 定電圧充電)
    2. 電圧監視
    3. 電流・電圧保護
      • 過大電流
      • 過充電・過放電
    4. 温度管理
    5. 充電状態推定
    6. 外部との通信
  4. バッテリマネジメントシステムの構成
  5. セルバランスの概念
    1. 受動方式 (損失型)
    2. 能動方式 (非損失型)
      1. 隣接セル間バランス
      2. ストリング – セル間バランス
      3. セル選択方式 (ストリング – セル間)
  6. 受動方式のセルバランス回路
  7. 能動方式のセルバランス回路
    1. 隣接セル間バランス
    2. ストリング – セル間バランス
    3. セル選択方式 (ストリング – セル間)
  8. まとめ
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第1研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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