技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

二軸押出機スクリューの基本構造と混練事例

二軸押出機スクリューの基本構造と混練事例

~溶融・混練強化に向けたスクリューエレメントや改善例 / Fractional Geometry Technology が生み出す特殊混練~
大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月7日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 同方向2軸押出機の歴史
  • 同方向2軸押出機の基本的な仕様
  • 同方向2軸押出機の現状
  • 押出におけるさまざまな効果
  • 各種エレメントの作用
  • 剪断混練と伸長流混練
  • 伸長流混練の2軸押出機における発現原理

プログラム

 現状の同方向2軸押出機と弊社の超深溝ハイトルク2軸押出機“OMegaをあらゆる角度から比較し、現行の2軸機では得られない特殊押出法の原理を図解と可視化ビデオでわかりやすく説明します。またこの特殊混練法を使用したいくつかの実例を説明します。

  1. OMega™の特徴
    1. 同方向2軸押出機の変遷
    2. 噛み合い率と比トルク
    3. 高比トルクの要素
    4. Do/Di比 超深溝の効果
    5. クリアランスの特徴
      • 狭クリアランス⇒セルフワイピング性への影響
      • コンスタントクリアランス⇒ピーク剪断速度の抑制
    6. まとめ
  2. フラクショナルジオメトリーテクノロジー (FGT™) の相乗効果
    1. FGT™とは
    2. スクリューフライト (条数) の変遷
    3. 近年のエレメント形状の課題
    4. フラクショナルロブエレメントの歴史
    5. スクリュー形状の計算領域の拡大
    6. フラクショナルロブエレメントのデザイン性と効果
  3. フラクショナルジオメトリーテクノロジー (FGT™) の相乗効果
    1. EPZ (extrusion process zone)
    2. 特殊エレメント開発の変性
    3. エレメントの進化
    4. インテークゾーンの課題と対策
      • シャベル型エレメントの効果⇒特徴と実例
    5. メルティングゾーンの課題と対策
    6. 剪断流と伸長流
    7. 剪断混練と伸長混練の分散比較
      • グレースカーブ
    8. 伸長流動発現方法
      • EFM
      • CDRミキサー
    9. 機内圧力分布
    10. 偏心構造特殊エレメントのクリアランス
    11. 偏心 4条エレメントの径方向の圧力と流速の状態
    12. 層流系の材料をモデルとした伸長流動のイメージ
  4. フラクショナルジオメトリーテクノロジー (FGT™) の相乗効果
    1. ミキシングゾーンの課題と対策
    2. 偏心ローターの種類
    3. FME (4条偏心ローターエレメント) の機内での動き
    4. 軸方向の材料流れイメージ
    5. DSE (DYNAMIC STIR ELEMENT)
    6. OSE、OMEエレメント
    7. 従来型エレメントと特殊エレメントの混練方法の違い
    8. 低温押出に最適なエレメント構成
    9. 特殊エレメントの効果的な配列
    10. 第3世代のエレメントとその構成
    11. アプリケーションへの展開例
    12. 実例
    • 質疑応答

会場

ドーンセンター

4F 中会議室

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 攪拌プロセスの設計、スケールアップの考え方、条件の求め方、その予測、トラブル対策 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ポリ乳酸の高性能化を実現する添加剤の選定と配合設計技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用