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摩擦攪拌接合 (FSW) による異種金属/異種材料の接合、自動車軽量化適用への展望

摩擦攪拌接合 (FSW) による異種金属/異種材料の接合、自動車軽量化適用への展望

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、異種金属、異種材料を接合する摩擦撹拌接合について基礎から解説し、異種金属材料間摩擦攪拌接合体の特性、摩擦攪拌援用異材接合への展開について解説いたします。

開催日

  • 2019年5月22日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 摩擦攪拌接合に関連する技術者、開発者、研究者
    • 自動車
    • 航空機
    • 各種機器構造体製造
    • セラミックス部材製造 など
  • 摩擦攪拌接合で課題を抱えている技術者、開発者、研究者

修得知識

  • 工業用三大材料:金属、セラミックス、高分子において異種材料間を接合する際の技術上の問題点、課題の在りか、その課題に対する溶接、拡散接合など既存接合法の短所、適用の限界
  • 摩擦攪拌接合法を課題に対し適用することで解決されるメカニズム
    特に自動車軽量化への適用で開かれるマルチマテリアル化の展望を学ぶ。

プログラム

 既存溶融接合 (溶接) や拡散接合に代わり、摩擦攪拌塑性流動を用い非溶融固相状態で異種金属、異種材料間を接合する革新的接合技術:摩擦攪拌接合 (FSW) の基礎概念、コンセプトを紹介する。同法は、これまで我々が諦めて来たFe/Al、Fe/Cu、SUS/Al、Mg/Al、Ti/Alなど各種異種金属材料間は勿論のこと、金属/セラミックスや金属/CFRPなど異種材料間の高品位継手創製のまったく新しい接合の世界を開く。

  1. サステイナブル人類社会構築に向けた材料・加工学分野の責務
    1. ナノテクノロジー、表面技術の優位性
    2. マルチマテリアル化の基本概念、取り組みの現状、課題
  2. 異種金属間接合に対する既存接合技術の比較
  3. 摩擦攪拌接合FSWの基礎、特徴
    1. 摩擦攪拌現象の基礎
    2. 摩擦攪拌現象に関わる基本因子
    3. 同種材料間の摩擦攪拌接合における技術課題
    4. 異種材料間の摩擦攪拌接合における技術課題
  4. 異種金属材料間突合せ継手の摩擦攪拌接合
    1. ツールオフセットの影響
    2. ツール回転方向の影響
    3. ツール送り速度、回転速度の適正範囲、プロセス制御の現状
  5. 異種金属材料間摩擦攪拌突合せ継手の各種特性
    1. 界面反応相形成状況
    2. ガルバニック腐食特性
    3. 高サイクル疲労特性
    4. その他特性
  6. 摩擦攪拌援用異材接合への展開
    1. 異種金属材料間重ね継ぎ手創製への応用
    2. 金属/セラミックス間接合への応用
    3. 金属/高分子、金属/CFRP間接合への応用
  7. 技術の現状、課題と今後の展望
    1. 塑性流動の実像解明、可視化
    2. 界面接合に対する塑性流動関与性把握の現状と課題
    3. FSW技術現状の課題と今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 福本 昌宏
    豊橋技術科学大学 大学院 工学研究科 機械工学専攻
    教授

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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