技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池工学セミナー

リチウムイオン二次電池工学セミナー

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年4月18日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • EV開発に従事している方
  • EVの基本的な知識に得たい方
  • LiB蓄電池電源に関心のある方
  • LiB組電池の制御に関心のある方

修得知識

  • EVに要求されるLiBに関する知識
  • LiB蓄電池電源に関する知識
  • LiB蓄電池電源に必須なBMS, ACBに関する知識

プログラム

 “二次電池工学“とは些か大げさなタイトルであるが、研究開発を実用に活かす為のエンジニアリング=二次電池工学と考えて。本セミナーを企画した。
 筆者はこの数年、リチウムイオン電池の製造や、安全性試験に関する技術セミナーの講師を務めて来た。セミナーの中で多くの質問を頂いたが、そのかなりの部分が、左記の主題もともかく、かなりリチウムイオン電池とシステムの基本的 (初歩的な) 事項に関することであった。
 二次電池システムを、化学材料的に見る、電気化学デバイスとして見る、EVなどの電動動力システムと考える…その統合にはかなり工学的な、応用技術のノウハウKHの蓄積が求められる。伝統の鉛蓄電システムには、電池工学的な専門書も出版されているが、リチウムイオン電池の場合は、1991年からの短い経過で、工学的な成書は殆ど見られない。
 本セミナーでは、以下の1.電池 でんき を ためる から 2.セル (単電池) の構成~ 9.二次電池の技術動向まで、かなり広範囲にわたって、実用電池システムに関して、出来る限り順を追って解説したい。実務にあたる方の疑問点を解消する役に立てれば幸いである。
 なお、電気回路技術やEVの動力システムなどの、専門特化した技術にはKH的に解説不可能な部分があり、これは割愛したことは了解願いたい。

  1. 電池 でんき を ためる
    1. 蓄電デバイスvs.発電デバイス
    2. 直流DC、交流ACと静電気
    3. リチウムイオン電池=非水電解液電池
    4. イオン、エレクトロンとエネルギー
    5. 化学電池=電気化学とデバイス化
  2. セル (単電池) の構成、構造と容量設計
    1. Ah容量とセルの構造
    2. 電極板、端子構造と放熱性
    3. 捲回 (角槽、円筒) 函体収納
    4. 積層 (平板) ラミネート外装収納
    5. セルの放熱と蓄電システムの冷却
  3. セル>モジュール (組電池) とシステム
    1. モジュール化、AhとWh
    2. 充放電回路との組合
    3. 小型、中型と大型 (1) 基本形
    4. 小型、中型と大型 (2) 応用事例
  4. エネルギー、パワーとサイクル特性
    1. 電流、電圧と抵抗
    2. 充電、放電と時間 (Cレート)
    3. エネルギー (容量) 特性と測定方法
    4. パワー (出力) 特性と回生充電
    5. サイクル (寿命) 特性
    6. 実用セルの特性チャート
  5. セルの基本設計と正・負極材
    1. 正負極材の容量と選定 (1) 単元系
    2. 正負極材の容量と選定 (2) 多元系
    3. 容量設計と (A負極/C正極) 比
    4. 電極板の目付量 (mg/cm2)
    5. 設計のステップと検証
  6. 主要材料・部材の概要と問題点
    1. 電解液と電解質
    2. セパレータ
    3. バインダー
    4. 集電箔 (正極、負極)
    5. 外装材 (ラミネート包材)
    6. その他
  7. 電池の製品規格と安全性試験
    1. 国内の規格 (一覧表)
    2. 海外の規格 (一覧表)
    3. UL規格などの認証規格 (一覧表)
    4. EV用電池システムの安全性規格と試験
    5. 定置用蓄電システムの安全性規格と試験
  8. リチウムイオン二次電池の市場動向
    1. 応用分野1 再生可能エネルギー蓄電
    2. 応用分野2 EV、PHVなど自動車分野
    3. 応用分野3 超小形カードセル (スマホ・携帯電話等)
    4. 電池のコストと原材料資源
  9. (終章) 二次電池の技術動向とパラダイムシフト
    1. ポストリチウムイオン電池
    2. 全固体リチウムイオン電池

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

5F 会議室 503

東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,296円 (税別) / 50,000円 (税込)
複数名
: 20,833円 (税別) / 22,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 22,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,667円(税別) / 45,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 62,500円(税別) / 67,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 83,333円(税別) / 90,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,296円(税別) / 50,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,593円(税別) / 100,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,889円(税別) / 150,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/5/10 材料化学から見た「全固体電池」の課題とその解決に向けた最新研究開発動向 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 入門 インピーダンス測定法とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/24 カーボンナノチューブの基礎とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/5/31 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/7 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/17 リチウムイオン電池の開発方向性と寿命・SOH推定の考え方 オンライン
2024/6/19 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2024/6/19 電気自動車におけるバッテリーマネジメントの基礎知識 オンライン
2024/6/20 燃料電池、アンモニア、水素を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2024/6/28 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2024/7/12 基礎から学ぶバッテリマネジメントシステムの技術・バッテリパックの設計手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/11/21 2015年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2014/8/29 2014年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/15 燃料電池車 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/30 リチウムイオン電池活物質の開発と電極材料技術
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/5/24 分散型電源導入系統の電力品質安定化技術
2013/5/17 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2013/4/15 リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013
2013/4/5 2013年版 キャパシタ市場・部材の実態と将来展望
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/30 電池の充放電技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/8 LiB構成材料の技術・コスト分析と市場動向 2013
2012/11/9 2013年版 蓄電デバイス市場・部材の実態と将来展望
2012/9/3 2012年版 燃料電池市場・部材の実態と将来展望