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ベンゾオキサジン樹脂の分子間反応と材料設計

ベンゾオキサジン樹脂の分子間反応と材料設計

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年2月22日(金) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱硬化性樹脂材料技術の開発担当者
  • エレクトロニクス用実装材料・CFRP用構造材料の技術担当者

修得知識

  • ベンゾオキサジン樹脂の硬化反応と機能性付与
  • 高分子間反応による耐熱性と機械特性を両立する新規熱硬化性樹脂としての分子設計と可能性

プログラム

 フェノール、アミン及びホルムアルデヒドから得られるベンゾオキサジン樹脂は、その分子設計の自由度から新たな機能性の付与、エポキシ、マレイミド、シアネート樹脂との反応による新材料への展開と幅広い応用への可能性を秘めている。溶融流動性に優れ、硬化後、耐熱性、低熱膨張率を示し、エレクトロニクス実装材料として、さらに、構造材料へのアプローチとしての強靭化と材料設計について解説する。

  1. ベンゾオキサジン樹脂
    1. ベンゾオキサジンの重合
    2. ベンゾオキサジン樹脂硬化物の物性評価と解析
  2. エポキシ樹脂変性ベンゾオキサジン樹脂
    1. ベンゾオキサジン樹脂とエポキシ樹脂の反応
    2. エポキシ変性ベンゾオキサジン樹脂の硬化反応と樹脂物性
    3. 窒化ホウ素 (BN) フィラ充填による高熱伝導性、低熱膨張化
  3. ベンゾオキサジン変性ビスマレイミド樹脂
    1. ビスマレイミドとベンゾオキサジンの反応
    2. ビスマレイミドとベンゾオキサジンのモル比の検討
    3. ベンゾオキサジン変性ビスマレイミド樹脂の耐熱物性
    4. 耐熱封止材としての特性
  4. ベンゾオキサジン変性ビスマレイミドとシアン酸エステルから成る高耐熱性樹脂
    1. ベンゾオキサジン、ビスマレイミド、シアン酸エステル間の反応
    2. 三成分の配合モル比と重合挙動
    3. 三成分系樹脂の硬化条件と樹脂物性
  5. 改質剤のin situ重合法によるベンゾオキサジン樹脂の強靭化
    1. ベンゾオキサジンが改質剤のラジカル重合に及ぼす影響
    2. エポキシ樹脂で重合した改質剤によるベンゾオキサジンの強靭化
    3. SP値より選択した改質剤のin situ重合法による強靭化
  6. 機能性ベンゾオキサジン樹脂としての新たな展開
    • 分子骨格への不飽和基の導入etc

講師

  • 高橋 昭雄
    横浜国立大学 大学院 工学研究院
    産学官連携研究員

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

B1F 会議室 R005

東京都 千代田区 神田錦町3-21
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主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,333円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

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