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各種バインダを用いた電極特性とスラリーの製造技術

各種バインダを用いた電極特性とスラリーの製造技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年1月30日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • これからリチウムイオン電池の研究開発に従事または管理される方
  • 水系バインダを用いた電極特性について興味がある方
  • 電極スラリーの混合技術について興味がある方
  • Si系負極の長寿命化について興味がある方

修得知識

  • バインダの開発動向と課題
  • 水系バインダを用いた電極の特徴とスラリーの混合技術
  • 材料・部材、製造条件などの組み合わせ技術の重要性
  • 次世代材料の特徴と課題、用途展開

プログラム

 電極用バインダは、活物質、導電助剤、集電体などを結着するために用いられている。代表的なバインダとしてPVdF系バインダやSBR系バインダが知られている。ただ、PVdF系バインダでは、高温の電解液中に放置されると電解液を吸って膨潤等を起こし、SBR系バインダでは、高電位で二重結合が酸化劣化しやすいなどの課題がある。また、Si系材料を用いた負極では、電極用バインダの結着力が弱いと集電体から活物質層が剥離しやすく、サイクル劣化が大きい課題がある。本講演では、各種のバインダを用いた正極や負極の特性について紹介する。

  1. リチウムイオン電池の市場動向と構成材料、製造工程
  2. 正極用バインダの開発
    1. 水系バインダと加圧炭酸中和技術
    2. バインダの電解液による膨潤とバインダによる対策
    3. 各種バインダと硫黄系正極の電池特性
    4. セルロースナノファイバー複合バインダの開発と耐熱性
    5. 水系バインダとスラリー混練条件、連続混練技術
  3. 負極用バインダの開発
    1. 水系バインダを用いたカーボン系負極
    2. 合金系負極と各種バインダ
    3. ポリイミド系バインダを用いたシリコン系負極の開発
    4. 無機系バインダを用いたシリコン系負極の開発
  4. 今後の展望

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

B1 ミーティングルーム 001

東京都 千代田区 神田錦町3-21
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主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

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