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自動車における振動・騒音対策技術と制振・防音材の評価

自動車における振動・騒音対策技術と制振・防音材の評価

~振動と音の基礎、振動・騒音の分析手法、CAE技術、騒音低減の実際~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車で発生する振動や音の種類と対策手順、制振・防音材の評価法、騒音低減の低減事例を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年9月21日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 自動車における振動・騒音で課題を抱えている方
  • 自動車における振動・騒音対策に携わる技術者、研究者、開発者
  • 防音材メーカー、防音材に使われる素材の製造メーカーの設計・実験・解析に携わる方

修得知識

  • 自動車の騒音の一般的な知識
  • 制振・防音材の評価方法
  • CAEを活用した騒音検討の実情と課題

プログラム

 自動車の振動・騒音は、路面の凹凸、燃焼による圧力変動など様々な原因によって発生する。制振・防音材を用いた振動騒音対策は、振動のみを対象とするものは少なく、最終的に騒音の抑制を目的としていることが多い。
 日本の自動車会社はエンジニアリングモデルを省略した試作レス開発に移行したが、制振・防音材の効果の予測に関しては課題を残している。また、評価実験で得られるデータも解析にそのまま利用できるものは少ない。本セミナーでは、騒音の種類、設計の進め方、CAEを活用した騒音低減検討およびその課題について紹介する。

  1. 自動車で発生する振動と音
    1. 騒音の種類
    2. 振動・騒音設計の流れ
    3. CAEを活用した自動車の開発
    4. CAEの役割と適用の現状
  2. 制振・防音材の評価法
    1. 制振・防音材の機能と役割
    2. 制振,遮音,吸音の考え方と使い分け
    3. 制振材の特性測定法
    4. 遮音材の特性測定法
    5. 吸音材の特性測定法
    6. 動吸振器の設計法
    7. レゾネータの設計法
  3. 自動車の振動・騒音分析手法
    1. 周波数と手法の選択
    2. 伝達経路解析法
    3. パネル寄与分析法
    4. モード寄与分析法
    5. エネルギに基づいた手法
  4. 自動車のCAE技術
    1. CAE適用の歴史
    2. 構造音響解析における課題
    3. 空洞共鳴と構造振動の関係
    4. 音場モデルの開発
    5. 吸遮音材の解析
  5. 騒音低減の実際
    1. 構造系対策事例
    2. 音響系対策事例
    3. 構造最適化を適用した事例
  6. 今後の動向
    1. CAEによる制振・防音効果の予測
    2. 制振・防音材の評価法の課題
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 丸山 新一
    京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻
    研究員

会場

連合会館

5F 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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