技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実務のための実験計画法入門 (基礎編)

実務のための実験計画法入門 (基礎編)

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年9月6日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 実験計画が必要な技術者、開発者、管理者、担当者
  • 次のような場面に直面している方
    • 絶対に成功させなければならない実験がある
    • 新製品が従来品よりも改良されていることを確認したい
    • 薬の効果や機械の能力に差が出た原因を特定したい
    • 3群以上の平均の差を検定したい
    • なぜt検定を繰り返してはいけないのかを知りたい
    • 複数要因の相乗効果 (交互作用) の存在を確かめたい
    • 新商品候補を一つに絞りたい
    • 実験自体のコストカットをしたい
    • 最低何回の実験を (何人の被験者を用意) すべきなのかを知りたい
    • 品質工学 (管理) に興味があるが、まずは直交計画の基礎について知りたい
  • 分散分析や直交計画法を初めて学ぶ方
  • 実験や調査をどのように実施すれば良いのか知りたい方

修得知識

  • 実験計画法や分散分析の基礎
  • 成功する実験を計画できるようになる
  • 実験に必要な標本サイズを計算できるようになる (検出力分析)
  • 低予算の効率的な実験を計画できるようになる
  • 品質工学で使う直交配列表の仕組み
  • 統計ソフトの基本的な使い方
    • Excelの無料分析ツール、エクセル統計、SPSS、JMP、G*powerのなかから、受講者の希望に沿ったソフトを使用します

プログラム

 いま、技術職や研究職に最も必要とされているのは統計学、そして実験を計画する能力です。インターネットが発達し、グローバル化が進む現在、あらゆる業界が激しい競争にさらされています。そして、そこではビッグデータの利活用や、根拠に基づいた医療、効率的な実験の計画…といった実践的な統計学のスキルが要求されます。しかし、日本では高校や大学における統計学の教育がおろそかにされていたため、現場の多くの方は苦手意識を持っています。
 今回のセミナーでは、そうした「実験を成功させなければならないが、統計学については全くの素人」という方々を対象に、具体的な事例を使って、実験計画のツボをわかりやすく解説します。実験計画法は、近年、産業界で再評価されている品質工学 (品質管理) の入り口でもあることから、多くの方にとって欠かせないセミナーといえるでしょう。統計ソフト (Excel分析ツール、エクセル統計、SPSS、JMP、G*power等) を使用した分析のデモンストレーションも行いますので、すぐに仕事の役に立つセミナーとしてお勧めです。

  1. 第1部「分散分析」
    1. 分散分析の概要と不偏分散
      1. 統計解析用ソフトウェアの紹介
      2. 分散分析とは
      3. いろいろな分散分析と用語の解説 (不偏分散)
    2. 対応のない一元配置分散分析
      1. 対応関係とは
      2. 対応のない一元配置分散分析
      3. 分散分析の原理
      4. 3つの変動の計算
      5. 分散分析におけるF検定
      6. ソフトウェア実演
    3. 対応のある一元配置分散分析
      1. 標本 (被験者) 間変動
      2. 対応のある一元配置分散分析の原理
      3. ソフトウェア実演
    4. 対応のない二元配置分散分析
      1. 交互作用とは
      2. 二元配置分散分析の原理
      3. ソフトウェア実演
      4. 平方和のタイプ
  2. 第2部「多重比較と実験計画」
    1. 多重比較法 (分散分析の後の検定)
      1. 多重比較法とは
      2. 多重性の問題と発生理由
      3. 3つに分類できる多重性調整法
      4. Tukey法
      5. Scheffe法,Bonferroni法,Dunnet法の簡単な解説
      6. ソフトウェア実演
      7. 最適な多重比較法の選び方
    2. フィッシャーの三大原則
      1. 実験を成功させるためのルール
      2. 実験での成功とは
      3. 原則1:繰り返し (疑似反復に注意)
      4. 原則2:無作為化
      5. 原則3:局所管理
      6. 完全無作為法か乱塊法か
  3. 第3部「直交計画と検出力分析」
    1. 直交計画法
      1. 実験を間引いて効率化
      2. 直交配列表の仕組み
      3. L8表を使った直交計画の事例
      4. ソフトウェア実演
      5. 直交計画の注意点
      6. オフライン品質工学の初歩
    2. 標本サイズの決め方 (検出力分析)
      1. 検定のための理想的な標本サイズとは
      2. 標本サイズを左右する4要素
      3. 検出力,第1・2種の過誤
      4. 効果量と分散分析における目安
      5. 標本サイズの決定手順
      6. 無料ソフト (G*power) を使った実演

講師

  • 栗原 伸一
    千葉大学 園芸学部 食料資源経済学科
    教授

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

5F 503

東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,296円 (税別) / 50,000円 (税込)
複数名
: 20,833円 (税別) / 22,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 22,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,667円(税別) / 45,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 62,500円(税別) / 67,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 83,333円(税別) / 90,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,296円(税別) / 50,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,593円(税別) / 100,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,889円(税別) / 150,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 13,889円(税別) / 15,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 Excelによる蒸留の基礎と蒸留技術計算への応用 オンライン
2025/1/30 Excelで始める実践データ分析 オンライン
2025/1/31 生物統計学基礎の基礎講座 オンライン
2025/2/3 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/2/3 経営意思決定に必要な「原価計算」入門 オンライン
2025/2/4 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/2/5 検定・推定 (主に計数値) オンライン
2025/2/7 実験の実務: 効率的、確実に目的を達成できる実験方法の考え方 オンライン
2025/2/7 ChatGPTによる丸投げ統計解析の実施法 オンライン
2025/2/7 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/7 管理図 オンライン
2025/2/10 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/10 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/2/12 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/12 生物統計学基礎の基礎講座 オンライン
2025/2/13 技術者・研究者のための実験計画法入門講座 オンライン
2025/2/13 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/2/13 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/2/14 薬物間相互作用 (講義と演習) - 入門・実践 全2日間 オンライン
2025/2/14 R&D部門のデータ共有・利活用 (MI, AI) のためのデータ共有システム構築と進め方 オンライン