技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ミリ波材料の基礎、評価と次世代ミリ波システムへの応用

ミリ波材料の基礎、評価と次世代ミリ波システムへの応用

~次世代移動体移動体 (5G) 、次世代自動車への応用の必須知識~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ミリ波に関する基礎知識・ミリ波応用からミリ波材料とその使い方、評価方法などを実例などを踏まえ、分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年6月26日(火) 13時00分16時30分

修得知識

  • ミリ波に関する基礎知識
  • ミリ波の応用
  • ミリ波材料とその使い方
  • ミリ波材料の評価方法

プログラム

 2020年サービス提供開始予定の次世代移動体移動体 (5G) や先進運転支援システムADASを搭載した次世代自動車などに代表される次世代ミリ波システムの実現に向けて、ミリ波と呼ばれる30GHz帯以上の周波数が脚光を浴びています。
 一方で、ミリ波帯は、マイクロ波帯よりも数倍から数十倍以上も周波数が高くなるため、回路材料となる導体や誘電体に起因した損失が増加し、回路実現を困難にします。このため、使用する周波数帯域において精度良く材料評価し、ミリ波システム設計者が望むミリ波材料をいち早く提供できることが求められております。
 本セミナーでは、次世代移動通信や次世代自動車への展開に必須となるミリ波やミリ波材料に関する基礎知識からミリ波材料評価方法、さらにはミリ波回路設計やミリ波システムへの応用例などに関して解説します。

  1. ミリ波とは
    1. なぜミリ波が注目?
    2. ミリ波の定義
    3. ミリ波の特徴
  2. 望まれるミリ波材料
    1. 導体・誘電体材料の応用先
    2. ミリ波誘電体材料
  3. 材料評価技術
    1. 材料評価技術の分類
      1. 測定法の種類・対応範囲
      2. 基本的な測定原理
        • 集中定数法
        • 伝送路法
        • 共振器法
      3. 共振器法の詳細分類
    2. 低損失材料の評価技術
      1. 遮断円筒導波管法
      2. TE011モード空洞共振器法
      3. WGモード誘電体共振器法
      4. TM0m0モード円板共振器法
      5. 2誘電体円柱共振器法
    3. 高損失材料の評価技術
      1. 導波管法
      2. 自由空間法 (フリースペース法)
    4. 導体材料の評価技術
      1. 表面側導電率の評価技術
      2. 界面側導電率の評価技術
  4. ミリ波材料の応用
    1. ミリ波材料の使われ方
    2. ミリ波伝送路の分類
    3. ミリ波線路の設計方法
      1. MSL線路の設計方法
      2. MSL線路の伝送損失の計算例
      3. CPW線路の設計方法
      4. CPW線路の伝送損失の計算例
      5. 裏面導体付CPW線路の設計方法
      6. 裏面導体付CPW線路の伝送損失の計算例
    4. ミリ波回路への応用例
      1. ミリ波フィルタ
        • 30GHz帯帯域通過フィルタの実現例
        • 55GHz帯帯域通過フィルタの実現例
      2. ミリ波誘電体レンズアンテナ
        • 60GHz帯低サイドローブ誘電体レンズアンテナの実現例
      3. ミリ波集積回路の実装技術
        • ミリ波集積回路実装時に封止樹脂が与える影響の計算例
  5. 次世代ミリ波システム
    1. ミリ波システム
    2. 次世代移動体通信
    3. 次世代自動車
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 清水 隆志
    宇都宮大学 大学院 工学研究科 機能創成研究部門 (電気系担当)
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/8 車載ミリ波レーダとLiDARの違い オンライン
2025/10/17 次世代通信 (6G) に要求される高周波対応部品・部材の特性と技術動向 オンライン
2025/10/23 5Gの最新技術動向と電磁波シールド・電波吸収体の基礎と材料設計 オンライン
2025/10/27 5Gの最新技術動向と電磁波シールド・電波吸収体の基礎と材料設計 オンライン
2025/10/27 自動車工学の基礎と運動制御・自動運転および最新自動車技術 オンライン
2025/10/28 自動車工学の基礎と運動制御・自動運転および最新自動車技術 オンライン
2025/10/31 特許情報からみた次世代フォトニクスネットワーク実現への道 光電融合材料・技術 2025 オンライン
2025/10/31 光導波路の基礎と集積化技術 オンライン
2025/11/4 次世代通信 (6G) に要求される高周波対応部品・部材の特性と技術動向 オンライン
2025/11/4 光導波路の基礎と集積化技術 オンライン
2025/11/21 光導波路用感光性樹脂の材料設計指針と導波路作成・微細加工技術 オンライン
2025/11/27 カーエレクトロニクスにおける実装技術の動向と課題・展望 オンライン
2025/12/2 カーエレクトロニクスにおける実装技術の動向と課題・展望 オンライン
2025/12/3 高速光変調器の原理と応用動向 東京都 会場
2025/12/4 自動運転を支えるセンサフュージョンの最前線 : LiDARが拓く未来 オンライン
2025/12/10 高速高精度光変調の理論と実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/27 携帯機器用小形アンテナの高密度実装設計
2011/11/30 NTTグループ8社 (NTTを除く) 技術開発実態分析調査報告書
2011/10/15 通信機器大手3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/4/11 スマートメータシステム
2009/11/25 中堅無線通信機10社 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/15 NTT (日本電信電話) 分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/15 NTT (日本電信電話) 分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2006/4/14 詳解 高周波通信用フィルタ設計手法
2005/6/30 車載LANとその応用
2004/3/30 OFDM通信方式の基礎と応用技術
2003/11/20 電磁解析シミュレータIE3Dによるアンテナの電磁界解析
2003/9/30 IP電話技術総覧
2003/1/30 ブロードバンドワイヤレス通信の基礎技術と標準規格
2002/12/6 周波数選択性通信路に対する無線ブロック伝送方式