技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

オーソライズドジェネリックの市場動向と特許・価格戦略

2018年薬価改定後

オーソライズドジェネリックの市場動向と特許・価格戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月26日(火) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部. 2018年度薬価制度改革後のオーソライズドジェネリックの価格戦略

(2018年6月26日 10:00〜12:00)

 2018年度実施の「薬価制度抜本改革」では、毎年薬価調査・薬価改定、長期収載品に対するG1,G2制度の導入、後発医薬品の価格集約化など、先発薬企業及びGE薬企業の双方にとって、今後の経営戦略の大きな見直しを迫るものとなった。
 そこで、本講演では、薬価制度の抜本改革を踏まえたAG (オーソライズドジェネリック) の価格戦略及び今後の市場展望について言及する。

  1. 「薬価制度の抜本改革」の概要
    • 毎年薬価調査・毎年薬価改定
    • 新薬創出等加算の抜本的見直し
    • 長期収載品の薬価の見直し
    • 後発医薬品の価格帯の見直し
  2. 2018年度薬価改定での「薬価制度の抜本改革」の実施状況とその後の企業動向
  3. 「薬価制度の抜本改革」とオーソライズドジェネリック市場への影響
  4. 今後のオーソライズドジェネリックの価格戦略
    • 質疑応答

第2部. 2018年薬価改定後オーソライズドジェネリック (AG) の市場動向とポジショニング

(2018年6月26日 12:45〜14:45)

 AGの現状分析を踏まえて、将来のAG展望を示したい。国内市場でAGが受け入れられた背景は何かを知ることから始め、AGが果たす役割を再考したい。AGはこれまでジェネリックの採用に後ろ向きだった医療機関や医師にも受け入れられたことで、ジェネリックの浸透に貢献したといえなくもない。AGで成功した企業はこれからも積極的にAGを手掛けるだろう。一方で一定の役割を果たしたAGは将来的に市場から退場するのか、ジェネリックの1つとして存続していくのか、AGメーカーは供給責任を問われるだろう。薬価が下がっていくという制度のなかで、AGは存続可能なモデルかどうかも課題となりそうである。

  1. 日本のAGの歴史と存在意義
  2. AGの市場分析
  3. AG関連企業の動向
  4. AG候補品の動静
  5. AGの将来像
  6. まとめ
    • 質疑応答

第3部. ジェネリック・オーソライズドジェネリックの特許戦略

(2018年6月26日 15:00〜17:00)

 GE80%時代を目前に、オーソライズドジェネリックの増加、先発対後発の特許バトルの激化や戦い方の変化、そして薬価制度改革と、ジェネリックを取り巻く環境が大きく変化しています。この様な状況下、ジェネリックやオーソライズドジェネリックにおいてどのような特許戦略を講ずるのが良いのか、議論していきます。
 講演内容の骨子を箇条書きにし、大・中・小項目に分けてご記入ください。 弊社ではPRパンフレットでの広報活動を中心としております。

  1. ジェネリック (GE) を取り巻く環境について
    1. オーソライズドジェネリック (AG) の増加
    2. 先発対後発の特許バトル
    3. 薬価制度改革のGE・AGへのインパクト
  2. 先発の特許とGE・AGの関係について
    1. 先発品を保護する特許について
      1. 物質、結晶多形、用途、製剤、製造法
      2. 時期をずらした出願戦略
    2. GE・AGの参入時期について
      1. 再審査期間
      2. 特許期間
      3. AGの参入時期
  3. 戦場別 先発対後発のバトル
    1. 特許庁 (先発の特許を潰す)
      1. 特許無効審判
      2. 特許異議申立
    2. 厚生労働省 (PMDA含む)
      1. 後発品承認申請の審査 (パテントリンケージ)
      2. 事前調整
    3. 裁判所
      1. 特許権侵害訴訟
      2. 裁判所での戦い方の変化
  4. GE・AGの特許戦略
    1. 後発の参入時期を左右する重要ポイント
      1. 特許期間延長制度
      2. 試験研究の例外
    2. GEの特許戦略
      1. パテントクリアランスの徹底
      2. 先発の特許を潰してより早く参入
      3. 対GE対策
    3. AGの特許戦略
      1. 先発として (ライセンスできる特許があるか)
      2. 後発として
      3. グループ内の先発・後発企業の場合
  5. まとめと今後の課題
    1. まとめ
    2. 今後の課題 (引き続きウオッチすべきポイント)
      1. 延長された特許権の効力
      2. 特許侵害訴訟の状況
      3. オーソライズドバイオシミラー
      4. リバースペイメント
    • 質疑応答

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役
  • 酒井 文義
    クレディ・スイス証券 株式会社 株式調査部
    ディレクター シニアアナリスト
  • 田中 康子
    エスキューブ 株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理