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高分子材料の赤外スペクトル解釈

高分子材料の赤外スペクトル解釈

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年5月14日(月) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 高分子製品に関連する技術者、品質担当者
    • 自動車材料
    • 複合材料
    • 電気・電子材料
    • 包装 など
  • 高分子製品の品質で課題を抱えている方

修得知識

  • 構造の違いがスペクトルにどう反映されるか
  • 構造類似のポリマーの識別には、どこに着目するか
  • 未知スペクトルを定性する実践的なやり方

プログラム

 高分子材料 (プラスチックとエラストマー) の定性を赤外法で素早く正確に行うために、スペクトルの解釈の仕方に絞って講義する。一般論ではなく、実測した多くのスペクトルを基に体系化した独自のノウハウ中心。コンピュータ検索を使用しない場合だけでなく、使用している場合でも、このような知識・ノウハウがあれば、検索の精度・効率が飛躍的に向上する。説明に加え、そのまま活用できるマニュアル (「実践ガイド」) も提供。

  1. 赤外吸収の基礎:グループ振動を中心に
    1. グループ振動・特性吸収帯という概念
    2. グループ振動のシフト
    3. 倍音・結合音によるピーク
    4. 特性吸収帯のまとめ・波数領域分割の勧め
    5. ピーク強度の問題
    6. 読む力が身に着きやすいスペクトルの勧め
  2. スペクトルの解釈に必要な視点
    1. 定性の基本:スペクトルの異同性の判断の仕方
    2. 複眼的視点:スペクトルを多角的に眺めること
    3. 顕微鏡的視点:微妙な違いを見逃さないこと
  3. 赤外スペクトルによるポリマーの定性:基礎
    1. 総論:タイプ別・構造別のスペクトルパターン
    2. 構造類似ポリマー間の識別法
  4. 実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性
    1. 未知スペクトルの定性法:基本的な考え方
    2. 波数領域別の特徴の整理
    3. 独自方式の実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性法
  5. 混合物の解析法
    1. 混合物のスペクトルの解析法のコツ
    2. 解析例
  6. ポリマーの定性:ラマンの効果的な利用法
    1. 原理・特徴
    2. 定性への応用法:赤外よりも明快に定性ができるポリマーのまとめ
    • 質疑応答

講師

  • 高山 森
    スペクトラ・フォーラム
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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