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触覚メカニズムの理解とハプティックデバイスへの応用

触覚メカニズムの理解とハプティックデバイスへの応用

~電磁、静電、圧電、空圧…etc 次世代アクチュエータの開発動向を完全網羅~
東京都 開催 会場 開催 実習付き

開催日

  • 2018年3月29日(木) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉の応用分野の技術者、開発者、研究者
    • 機械
      • アクチュエータ
      • ポンプ
      • モータ
      • ブレーキ
      • ロボット
      • 位置決め
    • 電子機器
      • センサ
      • 携帯用オートフォーカス・ズーム機構
      • 大型平面ディスプレィ
      • スピーカー
      • 携帯電話向けバイブレータ
      • ノイズリダクション・システム
      • MEMS/MEMS EAPスイッチ
      • EAPアパチャー
      • EAPバルブ
    • 医療機器・医療用器具
      • 内視鏡
      • カテーテル
      • 使い捨て器具
    • エネルギー・ハーベスティング
      • 高効率人工筋肉発電システム
      • エナジーシューズ
      • 化学反応を利用した人工筋肉発電
      • 潮力発電・風力発電 など
  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉に関連する技術者、研究者
  • 高分子アクチュエータで課題を抱えている方
  • これから高分子アクチュエータに携わる方

プログラム

第1部 錯触現象の仕組みとその仮想現実感への応用

(2018年3月29日 10:00~11:30)

 錯覚は、種々の受容器から知覚された情報を脳で統合化する過程で客観的事実と異なる結論を得ることで生じる。したがって、脳の機能解明を進める上で重要なヒントを与えてくれる可能性がある。また、客観的事実とは異なる感覚を生成するという仕組みを逆手にとって工学的に活用する可能性がある。
 本講では、錯覚の中でも触覚の錯覚、錯触の仕組みについて解説するとともに、それを仮想現実感へ応用する取り組みについて解説する。
 個人的体験である錯覚現象を数値化する試みは、人の感じ方を客観的に評価したい場面に共通に参考になるものと思われる。例えば、ユーザーが製品を評価する場合などが考えられる。本講座を受講することでそのための方法論に関する理解が進み、各自の製品開発に役立ち得るように配慮した情報提供に努める。

  1. 生理的錯覚について
  2. 触覚の仕組み
  3. 種々の錯触現象
  4. ベルベット・ハンド・イリュージョン (VHI)
  5. 心理物理学によるVHIの現象の解明
  6. VHIの神経基盤の調査
  7. 掌呈示触覚マウス
  8. 錯触現象と実物との比較
  9. VHI感の制御性
  10. 組み合わせが期待される他の錯覚現象
    • 質疑応答

第2部 主観的触覚の捉え方と使い方

(2018年3月29日 12:10〜13:40)

 触覚は、自身の皮膚変形や温度変化を基にしています。また、触動作には、基本的に触覚のフィードバックが作用しています。したがって、触覚は極めて主観的であり、身体性の高い感覚といえ、対象のみならず人の理解が、有用な触覚デバイス開発と使い方には肝要と思います。本講演では、人の触覚知覚メカニズムを皮膚特性や運動特性から概観し、それらをベースとした、触覚の評価や応用の可能性について紹介します。

  1. 触覚の価値
  2. 触覚の内的特性
  3. 皮膚特性
  4. 運動特性
  5. 皮膚振動センサとその応用の紹介
  6. 触診システムの紹介
  7. 触覚可変技術
    • 質疑応答

第3部 【実習付】オープンソースハードウェアとしての簡易力触覚デバイスの提案

(2018年3月29日 13:50〜15:20)

 昨年はVR元年と呼ばれ,VR普及に向けてのさまざまな要素が出揃った年でした。これまでも何度かVRがブームになったことはありましたが、今回のVR元年としての盛り上がりはこれまでのブームとは違い,VR技術がコンテンツ体験の一形態として一般化してきていることを感じさせるものとなっています。
 前回のVRのブームの後には触覚がブームになりましたが、今回も、去年、今年と触覚に注目が集まってきていると思います。これまでブームで終わってきた触覚もVR元年の動きになぞらえると触覚元年として、さまざまな触覚技術を普及させる年にできるのではと考えています。
 その触覚元年のキーになるのは安価な触覚デバイスの登場であると考えます。触覚の普及に向けて市販部品で安価に製作できるオープンソースハードウェアとして力触覚デバイスについて実習を交えて紹介します。

  1. VR元年と触覚技術
  2. 触覚技術の原理と分類
  3. オープンソースハードウェア力触覚技術の紹介①
    • 「スパイダーマウス」
  4. オープンソースハードウェア力触覚技術の紹介②
    • 「テクタイルツールキット」
  5. 簡易力触覚デバイスの紹介
  6. 簡易力触覚デバイスの実習
  7. 今後の展望
    • 質疑応答

第4部 3D触力覚技術の開発と今後の展望

(2018年3月29日 15:30〜17:00)

 技術開発競争の激化するハプティクステクノロジー。急激な勢いで、その実用化が世界規模で進められています。
 本講演では、高度化が進むハプティクス技術の世界的な技術動向 (トレンド&ニーズ) を、旧来型から最先端技術まで俯瞰していくとともに、産業技術総合研究所とミライセンス社が独自に開発した世界初の「錯触力覚技術」をベースとする、「3D触力覚技術」 (特許30件) の解説を行います。また、VR・ARをはじめ、各業界で進められている、ミライセンス社3D触力覚・高機能モジュール商品群を組み込んだ具体的な各種開発事例に関しても紹介します。
 ビジネス的な観点からは、昨今、激化しているハプティクス関連特許取得競争を踏まえ、ハプティクスのビジネスを進めるにあたり必須となる、特許戦略やミライセンス社が進める世界マーケットに向けたビジネス戦略に関しても解説してゆきます。
 本講演を受講することにより、ハプティクスビジネス開発のための基盤となる最新技術情報、特許関連情報、そして、ビジネス戦略など、幅広い知見が習得できることを目指します。

  1. ハプティクスの技術展開概要の解説
  2. 3D触力覚技術の解説
  3. 振動一元理論と三原触理論の解説
  4. 3D触力覚・高機能モジュール製品群と3D触力覚ミドルウェアの紹介
  5. 3D触力覚・評価キットEVK Ver.3.0の紹介
  6. 3D触力覚・波形編集ツール「HapticGeneratorPro」の紹介
  7. 従来型Hapticsの特許関連情報と次世代型ハプティクスへ向けた特許戦略について
  8. ミライセンス社が進めるハプティクスビジネス展開戦略構想について
    • 質疑応答

講師

  • 大岡 昌博
    名古屋大学 大学院 情報学研究科 複雑系科学専攻
    教授
  • 田中 由浩
    名古屋工業大学 大学院工学研究科 産業戦略工学専攻
    准教授
  • 竹内 伸
    富士ゼロックス 株式会社 ヘルスケアビジネス事業部
  • 香田 夏雄
    株式会社 ミライセンス
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 63,000円 (税別) / 68,040円 (税込)
複数名
: 58,000円 (税別) / 62,640円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 58,000円(税別) / 62,640円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 63,000円(税別) / 68,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 116,000円(税別) / 125,280円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 174,000円(税別) / 187,920円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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