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濡れ性 (はっ水/はつ油性) 制御技術の基礎と応用

濡れ性 (はっ水/はつ油性) 制御技術の基礎と応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、動的ぬれ性・接触角制御技術や、それを利用して作製した撥水性/撥油性表面について、実例を挙げながら、分かりやすく詳細に解説いたします。

開催日

  • 2018年3月29日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • ぬれ性制御に関連する技術者
    • 表面処理
    • 撥水・親水
    • 化学
    • 材料
    • 機械潤滑
    • 半導体製造プロセス
    • 培養培地・細胞・細菌・微生物の付着制御

修得知識

  • 実用基板の表面処理 (撥水/撥油性) に関する基礎知識
  • 濡れ性評価の正しい知識
  • 最新の研究開発動向

プログラム

 これまで、固体表面のはっ水性/はつ油性は、静的な接触角の大小で評価されることが一般的であった。しかし、静的な接触角の値が同じでも、表面状態によって液滴は異なった動的挙動を示す。
 本セミナーでは、固体表面の濡れ性をいかに制御し、どう評価するかについての基礎知識の修得を目指すとともに、演者らが取り組んでいる動的濡れ性制御技術や、それを利用して作製したはっ水性/はつ油性表面について、実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説する。

  1. はじめに
    1. Youngの式 (濡れの基本式)
    2. CassieとWenzelの式 (凹凸表面、複合表面における濡れ)
    3. CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
    4. 既存理論を否定する研究事例
      1. 相接触線の重要性
    5. 静的接触角について
  2. 動的濡れ性について
    1. 動的濡れ性とは?
    2. 動的濡れ性制御の重要性
    3. 動的接触角と測定方法
    4. 接触角ヒステリシスとは?
    5. 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
    6. 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
    7. 接触角ヒステリシスと滑落性の関係
  3. 最近の超はっ水/超はつ油処理の研究動向
    1. 超はっ水処理の最近の研究動
    2. 超はつ油処理の最近の研究動向
  4. 有機フッ素化合物や微細構造を利用しないはっ水/はつ油処理
    1. 特殊構造有機シラン単分子を利用した表面処理
    2. PDMSポリマーブラシを利用した表面処理
    3. 有機/無機ハイブリッド皮膜を利用した表面処理
    4. 耐熱性に優れたはつ油皮膜
    5. 自己修復機能を有する超はっ水皮膜
    6. 氷雪付着抑制材料
    7. 現在の開発状況と今後の課題
  5. 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
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