技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

世界主要国での薬価制度/HTAの動向と今後の対応

海外で保険償還の推奨を得るためのポイント・押さえておくべきポイントが整理できる

世界主要国での薬価制度/HTAの動向と今後の対応

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年2月26日(月) 10時30分 17時00分

プログラム

第1部. 欧米主要国の保険償還・薬価制度の概要と薬価取得

- アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス –

(2018年2月26日 10:30〜15:15 / 昼食休憩12:00~12:45)

 欧米主要4か国 (アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス) における医療保険・薬価制度の概要と薬価取得プロセス及びそのポイントについて、最近の制度改正の内容等も交えながら分かりやすく解説する。

  1. アメリカ
    1. 医療保険制度の概要
      • 民間保険
      • メディケア
      • メディケイド
    2. 薬価設定方法
      • 新薬
      • ジェネリック薬
    3. 様々な医薬品の価格と実勢価格の水準
    4. 薬剤の保険償還システム
      • 民間保険
      • メディケア
      • メディケイド
    5. マネージドケアの概略とその対応
      • 薬剤費抑制策
      • フォーミュラリなど
    6. オバマヘルスケア改革とトランプ新政権による修正・廃止に向けた動き
    7. 最近の動向
      • バイオシミラーの承認状況
      • 製薬企業による医薬品実勢価格の自主的公表の動きなど
  2. イギリス
    1. 医療保険制度 (NHS) の概要
    2. 薬価設定方法
      • 新薬
      • ジェネリック薬
    3. 医薬品の価格リスト
    4. 薬剤の保険償還システム (薬局・病院) とその実際
    5. NICEによる経済評価の動向
    6. 患者アクセス促進スキーム (PAS) の概要と最近の動向
    7. 医薬品政策の最近の動向
      • “Value – Based Pricing”導入廃止
      • 抗がん剤基金の動向など
  3. ドイツ
    1. 医療保険制度の概要
    2. 薬価制度
      • 参照価格制度
      • 新薬とジェネリック薬の薬価設定方法
    3. 医薬品の価格リスト
    4. 医薬品企業への強制リベート制度の動向
    5. 薬剤の保険償還システムと保険償還の実際
    6. 医薬品新秩序法に基づく早期有用性評価の概要とその後の動向
    7. 企業と公的医療保険中央連合会の価格交渉の実際
  4. フランス
    1. 医療保険制度の概要
    2. 保険給付方式
    3. 薬価制度
      • 薬価の決定方法とそのプロセス
      • 新薬とジェネリック薬の公定薬価設定方法
      • 参照価格制度TFR
    4. 医薬品の価格リスト
    5. 薬剤の保険償還システムと保険償還の実際
    6. 医薬品政策の最近の動向
      • 代替調剤目標
      • HASの医療経済評価など
  5. 欧米主要国における価格戦略の基本的な考え方 (まとめ)
    • 質疑応答

第2部. 世界のHTAの動向とマーケットアクセスへの活用

(2018年2月26日 15:30〜17:00)

 世界的にも革新的な医薬品や治療方法の導入により、治療あたりの薬価は高額化し、今や費用対効果や財政への影響などの医療経済評価 (HTA) は、医薬品のアクセスに不可欠な要素となっている。本講演では、世界のHTAの潮流および欧米のHTAの動向に触れ、日本におけるHTAの方向性について概説する。また、製品戦略における臨床的およ経済的な価値創出の観点から、企業における開発早期からのマーケットアクセスに関する準備や対応を事例と共に解説する。また、公衆衛生の観点より持続可能な医療サービスへのHTAとマーケットアクセスの果たす役割についても述べる。

  1. HTAの潮流
    1. HTAとマーケットアクセスとは
    2. 医療の高額化と医療政策
    3. 医療経済評価 (HTA) の役割
  2. 各国のHTAシステム、現状と課題
    1. 欧州HTAネットワーク (EUnetHTA) とEMA (欧州医薬品庁) の取り組み
    2. ヨーロッパ主要各国のHTA
      • イギリス
      • フランス
      • ドイツ
      • イタリアなど
    3. そのほかの国々
      • アジア
      • アフリカなど
    4. 日本のHTAの動向と今後の展開
    • 質疑応答

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/25 新興国 (中国・ASEAN主要国) の医療保険・薬価制度の概要と薬価戦略 オンライン
2024/9/25 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/9/25 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2024/9/25 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/9/25 GVP省令要求対応: ファーマコビジランス研修の内容と実施時の留意点 オンライン
2024/9/25 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/9/25 体外診断薬の現状と展望:技術、規制、ビジネスの最前線 オンライン
2024/9/25 ペプチド医薬品における品質評価・不純物分析の留意点・事例 オンライン
2024/9/25 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2024/9/26 計測機器の計測結果数値の不確かさの考え方、適用、使い方 オンライン
2024/9/26 メディカルライティング入門講座 オンライン
2024/9/26 新薬承認申請へ向けたリアルワールドデータ (レジストリデータ・医療ビッグデータ) の信頼性確保・審査事例と将来の次世代データの活用可能性 オンライン
2024/9/26 治験・市販後でのアジアPV規制の比較・最新動向と当局/医療機関への報告要件の違い オンライン
2024/9/27 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検およびデータ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2024/9/27 変革・イノベーションを継続する組織・デジタル人材づくりのポイント オンライン
2024/9/27 医薬品HPLCの基礎と予想されるトラブルへの対応 オンライン
2024/9/27 抗がん剤の早期開発・承認取得のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理