技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品ライフサイクルマネジメントのための特許戦略

医薬品ライフサイクルマネジメントのための特許戦略

~物質/製剤/結晶/塩/用途特許による製品価値の最大化をはかる~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、元製薬企業・知財部の第一線で活躍の講師が、自社製剤の特許価値を高めるためのノウハウについて講演いたします。

開催日

  • 2018年1月23日(火) 12時30分 16時15分

修得知識

  • 医薬品のライフサイクルマネージメントと知的財産の関連
  • 医薬品を保護する、物質、製剤、結晶、塩の特許を中心とした知財戦略
  • 用途特許の重要性を理解し、自社製品のライフサイクルマネジメントに活用できる
    • どのような医薬用途特許を取得できるのか
    • 用途特許取得により製品の延命化にどのような効果があるのか

プログラム

第1部: 医薬品ライフサイクルマネージメント概要と物質、製剤、結晶、塩の特許による知財戦略

(2018年1月23日 12:30~14:30)

 医薬品業界の知財に特徴的な事項を、医薬品のライフサイクルマネージメントと関連させ説明する。具体的には、医薬品分野の知財制度の概要を学んだ後、医薬品開発に密接に関連した特許制度について説明し、先発医薬品メーカーと後発医薬品メーカーのそれぞれの立場からの知財戦略を解説する。次に、医薬品を保護する知財として特に重要な、物質、製剤、結晶、塩の特許について、ライフサイクルマネージメントの観点から解説する。

  1. ライフサイクルマネージメントと出願戦略
    1. 医薬品のライフサイクルマネージメント
      • 医薬品のライフサイクルマネージメントとは
      • 知財戦略から見たライフサイクルマネージメント
      • 医薬品事業の特徴とライフサイクルマネージメント戦略
      • 医薬品の独占期間を延長する方法
    2. 異種発明による特許ブロック
      • 医薬品に関する特許の種類
      • 異種発明による特許ブロックとは
      • 特許ブロックによる出願戦略
      • 虫食い承認
    3. 期間延長制度
      • 特許期間延長制度とは
      • 各国の特許期間延長制度の比較
      • 特許期間延長制度と後発品の承認時期
      • 延長された特許権の効力
  2. 物質特許とLCM
    1. 医薬品の物質特許について
    2. 物質特許によるLCM
    3. 事例紹介
  3. 製剤特許とLCM
    1. 医薬品の製剤特許について
    2. 製剤特許によるLCM
    3. 事例紹介
  4. 結晶特許とLCM
    1. 医薬品の結晶特許について
    2. 結晶特許によるLCM
    3. 事例紹介
  5. 塩特許とLCM
    1. 医薬品の塩特許について
    2. 塩特許によるLCM
    3. 事例紹介
  6. まとめ

第2部: 医薬品のライフサイクルマネージメントにおける医薬用途特許の重要性

(2018年1月23日 14:45~16:15)

 従来より、医療用医薬品において、特許はとても重要であったが、近年、多面的な特許取得、特に、用法用量特定特許を含めた医薬用途特許の重要性が増している。どのような医薬用途特許が存在するのか、特許性はどのように判断されるのか、日本における事例紹介も含め、説明する。また、医療用医薬品における用途特許の重要性を日本の薬事運用面からも説明し、医療用医薬品をめぐり起きている用途特許の係争事例も紹介する。
 以上をとおし、知的財産を活用した製品保護の重要性や対処法を理解していただく。

  1. はじめに
  2. 医薬品の用途特許とは
    1. 医薬用途特許の種類
    2. 用途特許の特許性判断
      • 事例 乳癌再発の予防用ワクチンなど
    3. 用途特許の効力が及ぶ範囲
  3. 用途特許取得によるメリット
    1. 医薬用途特許による独占期間の延長
      1. 新たな特許出願による独占期間の延長
      2. 特許期間延長制度における用途特許の位置づけ
    2. 日本の薬事運用における用途特許の重要性
      1. 薬価制度「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」
      2. 後発医薬品の承認・薬価収載の運用
  4. 医薬用途特許を巡る係争
    1. アリムタ®
    2. エビスタ®
    3. ハーセプチン®
    4. アクテムラ®
      (紹介事例は変更の可能性があります)

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 審査官の審査の仕方、考え方をふまえた特許明細書の書き方とポイント オンライン
2025/1/14 特許調査の進め方と確度の高い検索式の作り方 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書