技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック材料の強度特性と破壊・破面の見方

プラスチック材料の強度特性と破壊・破面の見方

~専門外の方でも、樹脂材料の基礎からやさしく学べる破断面解析 (フラフトグラフィ)~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック材料の基本特性、破壊のメカニズム、破面観察と解析技術などを破断面の事例などを交えて詳しく解説致します。

開催日

  • 2017年11月29日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • プラスチックの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • プラスチック材料における破壊のメカニズム
  • 強度特性の計り方
  • 破断面の簡易的な解析の仕方
  • 再発防止対策などの知識

プログラム

 プラスチック材料は、軽量であり、且つ自由に種々な形状に成形することができ、生産性にも優れた材料である。したがって、昨今では日常製品から機械部品や搬送用部品、情報機器部品に至るまで広く使用されている。しかしながら、その一方では、損傷や破壊事故、劣化現象が生じ、その調査や対策が急務となっている。
 本セミナーはそのような観点から、破壊破面から調査検討を行い、簡易的な破壊の再発防止対策、超寿命化技術の習得を目的としている。

  1. プラスチック材料とは
    1. プラスチック材料の種類と主な特長
    2. プラスチック材料の原子結合の仕方
    3. 結晶性プラスチックと非晶性プラスチック
    4. 金属材料とプラスチック材料の損傷に対する相違点
    5. 損傷解析に対する考え方とトラブル要因
    6. 破壊の種類と破壊の要因
    7. 環境劣化について
  2. プラスチック材料の強度特性
    1. プラスチック材料の強度における概念
    2. 分子量と強度の関係及び分子構造
    3. 強度向上の為の考え方
    4. 負荷応力の種類と形態及び変形挙動
    5. 延性破壊とぜい性破壊
    6. き裂発生と破面形態
    7. プラスチック材料の強度特性
      • 引張り
      • 曲げ
      • 衝撃
      • 疲労
      • クリープなど
  3. き裂発生のメカニズムとき裂の進展
    1. クレーズとクラック
    2. ストレスクラックとソルベントクラック
    3. き裂の発生と進展速度に及ぼす因子
  4. 破面解析で何が解るか
    1. 破断面解析で何を調べるか
    2. 破断面観察で用いる機器
    3. 破断面の形態と特徴
    4. 破断面解析の手順
  5. マクロ的な破断面について
    1. 破断面に良く現れる模様とその特徴
      1. 引張り破断面
      2. 曲げ破断面
      3. 衝撃破断面
      4. 疲労による破断面
      5. ストレスクラックによる破断面
      6. ソルベントクラックによる破断面
  6. ミクロ的な破断面の見方
    1. 破断面に良く現れる模様とその特徴
    2. 延性材料とぜい性材料
    3. 疲労による破断面
  7. 破断面の観察事例
    • 各種プラスチック材料の負荷応力の相違と破断面の特徴
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/18 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/4/18 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン