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ゴムの配合設計力向上と混練加工技術

ゴムの配合設計力向上と混練加工技術

~更なる高付加価値化に必要な新しい情報と視点~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゴム配合と混練加工技術について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2017年11月9日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴムの不良対策で課題を抱えている担当者

プログラム

 日本のゴム産業に“負のDNA” を探すと、経験則至上主義と科学的思考からの離反が挙げられます。黎明期に明治政府の育成対象から外れたゴム工業は、金銭目的の配合師の暗躍などで、客観的な技術論の交流が失われたままの土壌が形成され、それは現在まで尾を引いています。
 本講座では「ゴム技術の総体を科学的思考と共に向上させる」ことを目的にプログラムを組みました。特に、配合設計と混練加工が抱える共通項的な問題点とその解決策を具体的に提示します。また、ひとつの会社に属していては接することのできない、しかし応用性の高いゴム技術を詳説します。これらの情報を包括的に学ぶことで、皆さんの会社に適したゴム技術力を増強する具体的手段を見つけていただくことを講義の主眼に置いています。

  1. ゴム技術者のための 配合技術の論点
    1. 量子論的配合論 : 最新化学研究を通して配合設計という職能を見直す
    2. フィラー : 意外に狭い選択範囲の自覚と広い選択のための充填材論
    3. カーボンブラック : ここまで理解していれば合格点と言える技術水準
    4. 配合設計の共通項的弱点 : ポリマーブレンド技術と顔料配合の稚拙
    5. 意味のないチャレンジ : CNTやCNFを評価する付和雷同的社風
  2. どこを直したら良いのか分からない 混練加工技術の正体
    1. 突き詰めると奥が深い コンパウンド養生技術の巧拙
    2. 知らない会社は苦労を重ねる 油脂添加剤のコンパウンド制御論
    3. 工場立地環境の技術論 環境水分の影響と阻止技術
    4. 全てを配合設計で解決しようとする悪癖 製造装置基因問題の峻別
  3. 学ぶ機会に恵まれない 会得必修の周辺技術
    1. フッ素ゴムとシリコーンゴムを使いこなす基本
    2. 天然ゴムラテックスを試作するために必要な技術と装置
    3. 配合設計難度最高ランクのアイテム紹介と求められるゴム技術
    4. 物性測定装置の限界と物理学との乖離
  4. 余録 ゴム技術力伸長の方法論
    1. ゴム系協会誌論文が現場で空回りする理由
    2. 現実を反映させた 配合技術者社内育成法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 渡辺 聡志
    材料技術研究所
    技術コンサルタント

会場

連合会館

4階 401会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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