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総括報告書やCTD等作成のための統計手法・結果の解釈と表現方法

統計学の非専門家のためのセミナー

総括報告書やCTD等作成のための統計手法・結果の解釈と表現方法

~事例を多く活用し、統計手法の原理や考え方、解析結果の解釈の仕方を解説~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、総括報告書やCTD等作成に必要となる統計について、多くの事例を交えて、統計手法の原理や考え方、解析結果の解釈の仕方を解説いたします。

開催日

  • 2017年10月26日(木) 10時30分16時30分

プログラム

 総括報告書やCTD等の作成及び理解のために必要な統計的知識を提供します。臨床試験のデザインを概観し、ランダム化や盲検化といった偏りを最小限にするための方法、エンドポイントや仮説の設定、症例数設定の原理や根拠の定め方を解説します。また、データの正しい見方や要約方法、推定や検定の概念を説明した上で、代表的な解析手法を紹介し、臨床試験で問題になりやすい交絡、層別解析、部分集団解析、調整解析の意味を解説します。また、近年、臨床試験で注目されている欠測値の取り扱いを取り上げ、メディカルライティングの視点からその対処法を考えます。最後に、統計的な観点から、総括報告書やCTDを作成する上での注意点を概説します。
 本セミナーは、メーカー、CRO、ARO等でメディカルライティングを行っている、もしくはこれから行う方々を対象としていますが、臨床計画や開発担当、市販後担当、薬事担当の方々にも聞いていただけるような内容になっています。事例を多く活用し、統計手法の原理や考え方、解析結果の解釈の仕方を中心に解説します。数式はほとんど扱わない統計学の非専門家のためのセミナーです。短い時間の中で、臨床試験における必要最低限の統計的課題を厳選し、事例を通じて紹介していきます。

  1. 臨床試験の計画
    1. ランダム化と盲検化
    2. エンドポイントの設定
    3. 仮説の設定
    4. 非劣性試験における非劣性マージン
    5. 症例数設計の原理とその根拠
    6. 中間解析の計画
  2. データと要約
    1. データの種類、分布、要約
    2. データの見方
    3. 標準偏差と標準誤差の使い分け
  3. 推定と検定の概念
    1. 点推定と区間推定
    2. 仮説検定
    3. 有意水準の設定
    4. 統計的有意差や臨床的有意差の違い
    5. 検定の多重性
  4. 解析対象集団
    1. 最大の解析対象集団
    2. 治験実施計画書に適合した対象集団
  5. 交絡
    1. 調整解析
    2. 交互作用
    3. 部分集団解析
    4. 層別解析
  6. 統計解析手法
    1. 共分散分析
    2. 多重比較法
    3. 欠測値の取り扱い
    4. 生存時間解析 など
  7. 文書作成における統計的諸注意
    1. 総括報告書およびCTD作成時の統計的な注意点
    2. 文書記載の事例
    3. 承認審査での論点
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 五所 正彦
    筑波大学 医学医療系 生物統計学
    教授

会場

連合会館

5F 502

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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