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スラリー評価の基礎

スラリー評価の基礎

~液中の粒子分散・凝集状態をどのように制御するのか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月18日(水) 13時30分16時30分

受講対象者

  • スラリーを取り扱う技術者、研究者
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 電池
    • セラミックス
    • 食品 など

修得知識

  • 液中の粒子分散・凝集状態を支配する因子
  • 液中の粒子分散・凝集状態を評価する手法

プログラム

 スラリー中の粒子分散・凝集状態制御の基礎を解説します。まず粒子分散・凝集状態を支配する因子を概説します。その後で、粒子分散・凝集状態をいかに評価するか、その手法を解説します。本セミナーでは特に評価が難しい高粒子濃度スラリーを中心に解説します。最後に紹介したスラリー評価技術を実プロセスに応用した例を紹介します。
 スラリーを取り扱うプロセスにおいて、スラリー中の粒子分散・凝集状態を制御することは製品特性を制御する上で極めて重要です。この点についてはすでに広く理解されているのですが、粒子分散・凝集状態の評価が難しいために、作ったスラリーがどのような状態にあるのかが分からず、結局、勘と経験に頼った試行錯誤によって、スラリー調製条件を最適化するケースがほとんどです。本セミナーでは、スラリー調製条件最適化に役立つ指針やスラリー評価手法を学んで頂き、完全な試行錯誤から脱却し、少しでも「理論」や「指針」に基づいたスラリー調製へと移行できるようなお手伝いができたらと思っています。

  1. イントロダクション
    1. なぜスラリーが必要なのか?
    2. スラリー評価の前に考えるべきこと
  2. 液中の粒子分散・凝集状態を支配する因子
    1. DLVO理論
    2. 高分子分散剤
  3. 粒子の分散・凝集評価方法
    1. 重力沈降・遠心沈降法
    2. 沈降静水圧法
    3. 浸透圧測定法 ~ナノ粒子スラリーの評価法~
    4. 直接観察法
  4. 流動性評価と分散・凝集
    1. 流動曲線
    2. 粒子分散・凝集状態との相関
    3. 流動性から分散・凝集状態を予測する上での注意点
  5. スラリー評価の応用例
    1. 沈降法のスプレードライへの応用
      ~ セラミックスプレス成形の最適化 ~
    2. 多成分スラリーの評価
      ~ リチウムイオン電池正極材料スラリーを例に ~
  6. まとめ

講師

  • 森 隆昌
    法政大学 生命科学部 環境応用科学科
    教授

会場

中央大学 駿河台記念館

310会議室

東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
中央大学 駿河台記念館の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 49,074円 (税別) / 53,000円 (税込)

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アカデミック割引

  • 1名様あたり 39,815円(税別) / 43,000円(税込)

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テキストと割引

セミナー用講演資料を基にしたテキストの他、「 基礎スラリー工学 」を使用します。

セミナー代金には当該書籍代金も含みます。すでにお手元にテキストがある方で、書籍不要の場合は、お申し込み時にお知らせください。
受講料から書籍代5,000円を減額いたします。

基礎スラリー工学
基礎スラリー工学

本セミナーは終了いたしました。

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