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機械・部品設計のための材料力学の要点と強度評価法

機械・部品設計のための材料力学の要点と強度評価法

~素早く効率的に強度検討を行うための必須知識と技術~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年9月26日(火) 10時00分 17時15分

受講対象者

  • 機械装置や機械部品などの設計者
  • 設計経験が長い設計者
  • 強度評価で困ったことのある設計者

修得知識

  • 強度検討に必要な材料力学の知識
  • CAEを使わなくてもできる手計算での強度検討方法
  • 応力集中が強度に及ぼす影響と対策方法
  • 形状の変更に伴う発生応力の増減の把握

プログラム

 機械装置は運転中に外力を受けて壊れることがないように、設計が始まった早い段階で強度の検討する必要があります。強度の検討を素早く効率的に行うためには、応力集中部 (=応力が周囲より高くなる位置) での強度を検討する方法を知っておくことが極めて重要です。なぜなら、破壊現象の多くは、応力集中部が発生の起点となることが多いからです。
 そこで本セミナーでは、応力集中部の強度検討を素早く行う方法について紹介します。
 強度に影響を及ぼす因子はたくさんありますが、なかでも重要なものは、応力、応力集中による強度低下、強度の限界値、安全率です。これらの4つの因子について理解できれば、あとは比較的簡単な計算を行えば良いだけです。
 本セミナーで強度評価に必要な技術を修得して、明日から早速、壊れない機器を効率良く設計しましょう。

  1. 強度評価とは? (=壊れない装置を作るための技術)
    1. 設計と材料力学
    2. 強度評価への大きな影響因子
      • 基準応力
      • 強度限界値
      • 強度低下率
      • 安全率
    3. 強度評価の手順の流れ
  2. 基準応力とは?
    1. 垂直応力とせん断応力
    2. 力の流線
    3. 破断面の推測方法
    4. 主応力と相当応力
  3. 強度限界値とは?
    1. 基本的な破壊現象
      • 一発破壊 (静的破壊)
      • 疲労破壊
      • 衝撃破壊
    2. 強度限界値
      • 入手方法
      • 推測方法
  4. 強度低下率とは?
    1. 応力集中と強度低下
    2. 応力集中とその原因
      ~力の流線との対応関係
    3. 応力集中係数αと推測方法
    4. 特異点
    5. 応力集中による強度低下
    6. 切欠係数βと推測方法
    7. 特異点の強度評価
  5. 安全率とは?
    1. 安全率の定め方
    2. 安全率の値
  6. 強度評価のまとめ
    • 質疑応答・名刺交換

補足資料

  • 付録I 強度限界値と変動係数の推定方法
    • i 静的強度
    • ii 疲労限度
    • iii S-N曲線
    • iv 樹脂の疲労強度
  • 付録II 発生応力を耐力以下に押える意味は?
  • 付録III 材料力学の基本的な用語
  • 付録IV 0.2%耐力の根拠について
  • 付録V 寸法効果について

講師

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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