技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD/NASH) の基礎・臨床と治療薬の開発

非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD/NASH) の基礎・臨床と治療薬の開発

~各種動物モデルの特長、生かし方、新薬開発の方向性~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年7月28日(金) 10時30分 16時20分

プログラム

第1部. 非アルコール性脂肪性肝炎モデル動物の作成と薬効評価

(2017年7月28日 10:30〜12:00)

 近年、生活習慣に由来する非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) の増加が注目されており、これまで疾患の機序解明や治療薬開発のための多くの評価系が報告されている。本講では、我々が報告したNASH動物モデルも含め種々の動物モデルについて解説する。

  1. 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) 治療薬開発に向けた概論
    • NASHの病態、疫学、治療、市場トレンドなど
  2. 各種NASHモデルの特徴
    • 遺伝子改変モデル、給餌モデルなど
  3. 各疾患モデルの臨床上の位置づけ
    • 質疑応答

第2部. 非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD/NASH) の治療と求める新薬像

(2017年7月28日 13:00〜14:30)

 昨今、肝硬変・肝癌にも進行し得る非アルコール性脂肪肝炎 (non – alcoholic steatohepatitis:NASH) が知られるようになり、従来の「脂肪肝」を取り巻く状況は大きく変化した。NASHに対する薬物療法はいまだに確立されていないため、基礎・臨床の両面で治療法が検討されている。インスリン抵抗性および2型糖尿病はNASHの最も重要なリスク因子であり、糖脂質代謝の変化が病態に深く関与していることが明らかにされている。糖尿病治療薬を用いたNASHの治療に関しては、現時点ではインスリン抵抗性改善薬が最も多いエビデンスが得られており、「診療ガイドライン」でも糖尿病を合併したNASH治療に投与が提案されている。しかし、長期投与による影響が大きな課題として残っており、治療法の決定打となり得ていない。
 本講座ではNASHの現在の診断、治療を解説し、今後求められる新薬像について模索したい。

  1. NAFLD/NASHの疾患概念
  2. NAFLD/NASHの病態
  3. NAFLD/NASHの診断
    • 血液検査所見・スコアリング
    • 画像検査
    • 肝生検
  4. NAFLD/NASHの治療アルゴリズムとその効果
    • 食事、運動療法
    • 薬物療法
    • 手術療法
  5. NASHの理想的な新規治療薬像
    • 質疑応答

講師

  • 須藤 正幸
    中外製薬 株式会社 研究本部 創薬企画推進部
    課長
  • 今 一義
    順天堂大学 医学部 消化器内科学講座
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/7/3 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/7/3 PIC/S GMP Annex I改定セミナー オンライン
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/7/4 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/7/5 基礎から学ぶラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務 オンライン
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2024/7/5 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -