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紙への化学処理手法が導く新しい機能紙創製技術とその応用展開

紙への化学処理手法が導く新しい機能紙創製技術とその応用展開

~紙の表面機能化/外部環境に応答して機能を発現するインテリジェント機能紙の創製 / イオン液体を活用した紙の機能化~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、化学処理手法を活用した、従来にはない機能紙創製技術とその応用について解説いたします。

開催日

  • 2017年7月14日(金) 13時00分16時30分

修得知識

  • 機能紙に関する知識
  • 新しい機能紙創製技術
  • 今後の機能紙を活用した製品展開

プログラム

 機能紙とは、紙の通常の機能である“書く”“拭く”および“包む”の3W機能に加えて、新しい機能を付与した紙のことである。
 本セミナーでは、紙への化学的処理手法を活用した新しい機能紙創製技術について解説する。紙表面上で化学反応を行う手法に関しては、紙表面上で界面重合反応を行う手法を活用した機能紙創製技術とその応用展開について紹介する。種々の環境 (温度、体内成分、水分) に応答して機能発現できるインテリジェント機能紙についても説明したい。
 また、近年注目されている、イオン液体を活用して調製した機能紙の特性についても紹介する。イオン液体で処理された紙は、通常難しかった水系での応用が可能となる。本講演では、その応用例を説明する。

  1. 紙・機能紙とは?
    1. 機能紙とは
    2. 紙の機能化手法
  2. 紙表面上で化学反応を行う手法を活用した機能紙とその応用
    1. 紙表面上での界面重合反応を活用した紙の表面機能化
      1. 本研究での界面重合法とは?
      2. 界面重合法で紙表面上で調製した高分子膜の特徴
        - カプセル状、ファイバー状、多孔状高分子膜生成メカニズム –
      3. 界面重合法で紙表面上で調製した高分子膜の応用例
    2. 界面重合反応を活用した機能紙の展開例
      1. 徐放性機能紙の開発
      2. 剥離紙のいらない粘着紙の開発
    3. インテリジェント機能紙の創製とその応用
      1. 温度に関わるインテリジェント機能紙の開発
      2. 分子認識能を有すインテリジェント機能紙の開発
      3. 体内成分応答性インテリジェント機能紙の開発
      4. その他のインテリジェント機能紙
  3. イオン液体を活用した新しい紙の機能化とその応用
    1. イオン液体とは
    2. イオン液体で処理した紙の特性
      1. 湿潤紙力とは?
      2. イオン液体で処理した紙の湿潤紙力付与特性
    3. イオン液体で処理した紙の水系への応用展開
      1. 水環境浄化機能としての応用例
      2. 水系での触媒シートとしての応用例
  4. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 市浦 英明
    高知大学 教育研究部 自然科学系 農学部門
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
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  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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