技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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(2017年6月29日 10:00〜11:30)
リチウムイオン電池は、電気自動車などにも適用されており、市場が拡大しつつある。電気自動車の航続距離の増加の要求から、電池の高エネルギー密度化の検討されている。その手段の一つとして、電池の電圧化がある。一方、高電圧化は、電解液の分解による寿命劣化などの課題がある。
本講演では、電解液溶媒に、耐酸化性の高い材料を使用することによる特性改善を検討した内容について報告する。
(2017年6月29日 11:40〜12:50)
LIBにとってセパレータは重要な材料の一つと言われている。
車載向けLIBでは、高エネルギー密度化だけでなく高入出力化も求められ、 電池は大型化し高信頼性化や高安全化も高度になり、さらに低コスト化も必要。 このような状況の中、セパレータ開発も高度化している。
セパレータの基礎から最新技術、課題並びに今後の見通しについて概説する。
(2017年6月29日 13:30〜15:10)
正極用バインダーとしてなぜPVDFが使われ続けているかをベースに、車載用電池のバインダーとしてのPVDFの役割、今後の電池バインダーの方向について広くお伝えできると思います。
(2017年6月29日 15:20〜17:00)
(2017年6月30日 10:00〜11:40)
単体のSiを用いた高容量負極の実用化が現実味を帯びてきている。しかしながら、乏しい電子伝導性や激しい体積変化に由来する電極性能劣化の問題は未だ十分に解決されたとは言い難い。
演者らはSiの欠点を補う性質を持つ種々の金属や化合物をSiとコンポジット化させたり不純物をドープさせたりすることで種々の活物質を創製してきた。
一方、演者らが初めて採用したガスデポジション (GD) 法で得た電極は、活物質粒子同士および活物質と集電体とを強く密着させることができるため集電性に優れ、また活物質層内部に適度な空隙を持たせることができるため崩壊しにくいという特長を持つ。得られたSi系活物質粉末を原料としてGD法を用いて電極化したところ、高容量と高サイクル安定性を兼ね備えた非常に高性能な負極が得られた。また、ケイ素負極の潜在能力を一層引き出すと共に安全性の向上を図るために、イオン液体などを用いて電解液の最適化も行った。
(2017年6月30日 12:30〜14:10)
リチウムイオン二次電池の正極材料は高原子価の遷移金属イオンを含んでいるため、低温でさまざまな興味ある磁性を示す。ここで紹介する高電圧スピネル酸化物は約150Kの磁気転移温度を示すフェリ磁性体である。
しかし、これら高原子価の遷移金属イオンを含む化合物 (酸化物) は、典型的な非化学量論組成の化合物である。
その非化学量論性が電気化学特性に大きく反映される。そこで、低温磁性を材料設計のプロ – ブとして用いることが本研究の特徴である。
(2017年6月30日 14:20〜16:20)
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