技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

神経障害性疼痛における薬剤ニーズと臨床試験での評価法

神経障害性疼痛における薬剤ニーズと臨床試験での評価法

~「ネトリン4」をターゲットとした神経障害性疼痛治療薬開発とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月9日(金) 10時30分 16時45分

プログラム

第1部. 麻酔科が神経障害性疼痛に求める薬剤像と試験デザイン

(2017年6月9日 10:30〜12:30)

 疼痛治療薬を鎮痛薬と鎮痛補助薬に分類し、期待される効果と副作用について概説する。鎮痛薬投与の適応として良好な病態と好ましくない病態について概説する。さらには臨床試験の実施方法について概説する。

  1. 疼痛治療薬の分類とその特徴
    1. 鎮痛薬
      • アセトアミノフェン
      • NSAIDs
      • オピオイド
    2. 鎮痛補助薬
      • 抗うつ薬
      • 抗てんかん薬
      • その他
  2. 疼痛の機序による分類と臨床的意義
    1. 侵害受容性疼痛
    2. 神経障害性疼痛
    3. 心因性疼痛
    4. 混合性疼痛
    5. 疼痛機序と鎮痛薬の選択
  3. 鎮痛薬投与の適応として好ましい病態と望まれる薬剤
  4. 鎮痛薬投与の適応として好ましくない病態と薬剤の問題点
  5. 臨床試験の実施方法について
    1. 臨床試験デザインの種類・特徴
    2. 主に用いられる評価項目
    3. 臨床試験結果の解釈
    • 質疑応答

第2部. 「ネトリン」をターゲットとした神経障害性疼痛治療薬開発

(2017年6月9日 13:15〜14:30)

 脊髄後角は痛み情報の伝達や中継に重要な部位と考えられてきたが、その機能は良くわかっていなかった。最近になり、脊髄後角における「痛みシグナル」の増幅メカニズムが明らかになってきた。脊髄後角を標的とした薬剤は、新たな治療戦略になると考えられる。

  1. 慢性の痛みのメカニズム
  2. 痛みシグナルのブラックボックス
  3. 脊髄後角における介在神経の働き
  4. 脊髄後角における「痛みシグナル」の増幅
  5. 痛み分子ネトリン4の発見
  6. ネトリン4を標的とした慢性疼痛治療
  7. 慢性疼痛の基礎研究と臨床応用の今後の展望
    • 質疑応答

第3部. 口腔顔面領域の神経障害性疼痛の求める薬剤像

(2017年6月9日 14:45〜16:45)

 口腔内疼痛の診断・治療の現状とその臨床評価について概説し、今後どのような薬剤が望まれるかをお話する。

  1. 口腔内疼痛の特徴
  2. 病態診断の現状
  3. 主要な病態の治療法
  4. 口腔顔面領域の疼痛に対する治療薬の臨床評価
  5. 理想的な治療薬像とは
  6. 今後望まれる薬剤&剤形
    • 質疑応答

講師

  • 川井 康嗣
    仙台ペインクリニック石巻分院
    院長
  • 山下 俊英
    大阪大学 大学院 医学系研究科 分子神経科学
    教授
  • 村岡 渡
    川崎市立井田病院 歯科口腔外科

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/4/25 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬