技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品・化粧品・食品工場におけるヒューマンエラー対策

ヒューマンエラーの発生原因とトラブル対策のポイントとは

医薬品・化粧品・食品工場におけるヒューマンエラー対策

~人為ミス・トラブルの最少化対策を解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年5月24日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • ヒューマンエラー対策の基本、要点
  • 医薬品、化粧品、食品の工場において、人為ミス・トラブルの最少化対策
  • 医薬品、化粧品、食品の工場従業員に対し、ヒューマンエラー対策の教育訓練
  • 人間の特性
  • 5S、GMPの本当の意味、重要性

プログラム

 医薬品・化粧品・食品の製造現場におけるヒューマンエラーの発生は大きな経済損失につながるだけでなく、その企業の品質保証体制に関する信頼失墜という致命的な問題に発展する場合もあります。
 人間は本来不完全でミスをするものでありますが、一方、医薬品は人間が直接、人体に適用するもの (生命関連物質) であり、その品質確保は極めて重要で、工程トラブルの最少化対策は医薬品製造所の最重要課題であります。
 この課題に対しこれまでの経験・知見を基礎とし、特に人間本来の特性 (ヒューマンファクター) に着目した考察を加え、具体的なトラブル低減対策をご紹介させて戴きます。

はじめに:基本事項を確認しよう

  • ヒューマンエラーと医薬品
  • 医薬品等企業の業務フローと生産部門の重要性
  • 医薬品企業にとっての主要なリスクとは? 危機管理を踏まえた経営視点
  • 医薬品受託製造 (OEM/ODM) において留意すべき点
  1. 医薬品品質保証に関する基本事項の確認
    1. 本社機能 (製造販売業) と工場 (製造業) の薬事品質保証体制と管理のポイント
    2. 医薬品の品質保証と開発/生産の流れ
    3. GMPの3原則とヒューマンエラー
  2. 医薬品生産におけるヒューマンエラー発生の背景
    1. 生産トラブル多発の背景・原因
    2. 発生原因とトラブル対策のポイント
  3. ヒューマンエラー対策に関する基礎知識
    1. ヒューマンエラーは原因ではなく、「結果」である。
    2. 真の原因追究の考え方
    3. ミスを引き起こす主な要因 (ヒューマンファクター) と対策
    4. 集中力を維持するために
    5. その他
  4. ヒューマンエラー対策の基本的な考え方
    1. ミスが起きることを前提に対策する
    2. 重大なミスとは何か? 重大なミスは回避する!
    3. 工程を管理することの重要性
    4. ラインクリアランスのポイント
    5. 製剤設計/工程設計と技術移転
    6. その他
  5. ヒューマンファクターとトラブル対策 (事例紹介)
    1. 5Sと4M:基本が大事
    2. 作業前後の整理整頓は周到に
    3. 思い込みがミスを招く
    4. ラインクリアランスと員数管理
    5. 信頼関係とコミュニケーション
    6. モチベーションと集中力
    7. 表示へのポップアウト効果の応用
    8. 作業環境・システムの整備と教育訓練
    9. 何事もバランスが大事
    10. とある牛丼屋の「取り違え防止システム」と「混同事例」
    11. 重大なトラブルになる前に対策を打つ
    12. 開発段階の検討精度と技術移転
    13. 職員の質と製品の品質
    14. 原因究明し失敗から学び対策を打つ
    15. 繰り返されるミスをどう防ぐか?
    16. 知識・技術の習得には繰り返しが決め手
    17. ミス最少化の基礎は学びにあり
    18. その他

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/21 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/6/21 医薬品製造における不純物管理と当局への対応の重要ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/6/21 非臨床試験QC/QAの留意点とGLP品質マネジメントシステムから学ぶ非臨床試験の信頼性保証 オンライン
2024/6/21 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/6/21 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/6/21 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/6/21 中国NMPA登録/登記申請の基礎および台湾化粧品申請・PIFのポイント オンライン
2024/6/21 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/6/21 WBGパワーデバイス・モジュールに求められる高温実装材料・接合技術と構造信頼性評価技術 オンライン
2024/6/24 製造現場におけるヒューマンエラーの発生メカニズムと実践的な対策 東京都 会場
2024/6/24 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/6/24 半導体産業入門と開発、製造の実務 (2日間) オンライン
2024/6/24 化粧品技術者に求められる微生物保証の基礎知識と理想的な防腐剤・殺菌剤の使用 オンライン
2024/6/24 半導体産業入門と開発、製造の実務 (前工程) オンライン
2024/6/24 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/6/24 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/6/24 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/6/24 日米欧の規制対応を可能とするためのグローバルPV体制構築とベンダーコントロール オンライン
2024/6/24 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/6/25 実際に起こったトラブル事例から学ぶ解決策の考え方、スケールアップ・ダウン検討および実験計画の具体的な進め方 オンライン