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止血材の剤形・投与方法の開発と止血効果の評価方法

止血材の剤形・投与方法の開発と止血効果の評価方法

~既存製品のどこを改善してほしいのか / 心臓・脳外科手術での問題点とは何か~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年1月13日(金) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部. 外科用止血材の材料と止血効果評価のポイント

(2017年1月13日 10:30〜12:00)

 外科用止血材の開発には、材料・プロセッシング・医学に渡る学際的な知識が必要である。基礎的な知識から、近年の新しい手法や開発材料に渡って解説を行う。

  1. 生理的な凝固止血プロセスの概要
    1. 血小板凝集
    2. 凝固系の作用
    3. 炎症系とのクロストーク
    4. 線溶系の作用
  2. 既存の止血材、あるいは開発中の止血材
    1. フィブリン糊
    2. フィルム状止血材
    3. 粉末状止血材
    4. ゲル状止血材
    5. 人工血小板
  3. 止血材の材形と投与方法・アプリケーター
    1. フィルム
    2. ダブルシリンジ
    3. アトマイザー
  4. 止血材の物性評価
    1. ゲル化速度・分解速度
    2. ヤング率
    3. 接着試験,バースト試験
  5. 止血効果の評価方法 ex vivo
    1. 血小板凝集試験
    2. 新鮮凍結血漿 (FFP) 凝固試験
    3. 全血凝固試験
  6. 止血効果の評価方法 in vivo
    1. 尾切断出血モデル
    2. 大腿動脈離断モデル
    3. 脾臓裂傷モデル
    4. 肝臓穿刺モデルなど

第2部. 脳神経外科領域での止血材の使用と臨床ニーズ

(2017年1月13日 12:50〜14:10)

 本講演においては、脳外科手術における実際の手術操作をvideoでご覧いただき、止血材をどのように使用しているかをお示ししたいと思います。また、癒着の功罪と、その観点からどのような製品開発を希望するかをお話できればと思います。

  1. 手術手技VIDEO (止血材の使用方法の実際)
    1. 脳腫瘍 ・血管障害
    2. 三叉神経痛 ・外傷
    3. 再手術症例
  2. 現在使用している製品の利点、欠点
    1. 各種止血材
    2. 人工硬膜
    3. その他
  3. 特に希望する製品開発について
    • 質疑応答

第3部. 心臓血管外科領域における止血材

(2017年1月13日 14:30〜16:00)

 心臓血管外科手術では、主な手術手技が血管吻合や心臓切開、縫合といった非常に繊細かつ血液が豊富な臓器への手技であるため、確実な止血を得ることは重要である。そこで心臓血管外科手術において補助的に使用される局所止血材とその臨床ニーズについて紹介する

  1. 心臓血管外科領域における局所止血材使用の臨床背景
  2. 心臓血管外科領域の手術手技及びその内容の概要を紹介
  3. 心臓血管外科領域における出血の機序
  4. 心臓血管外科領域における止血方法とその意義
  5. まとめと今後の展望

講師

  • 伊藤 大知
    東京大学 医学部 疾患生命工学センター
    教授
  • 稲次 基希
    東京医科歯科大学医学部附属病院 診療科 脳・神経・精神診療部門 脳神経外科
    講師
  • 古川 博史
    東京女子医科大学附属足立医療センター 心臓血管外科
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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