技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

NMR法で調べられる高分子材料の物性

NMR法で調べられる高分子材料の物性

~その基礎と応用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、NMR法による高分子材料分析の基礎知識や最新テクニックを解説いたします。
また、物質拡散現象の評価手法の基礎原理から実施例についても解説いたします。

開催日

  • 2016年12月13日(火) 10時30分16時30分

修得知識

  • NMR測定の基本原理や条件設定に関する基礎知識
  • NMRスペクトルチャートの見方と解析方法に関する基礎知識
  • 高分子材料の構造には静的構造と動的構造があること
  • 高分子材料中における物質の拡散特性を評価する手法とそのポイント

プログラム

 NMR法は高分子分析の重要な方法の一つですが、今なお発展し続けており、関連知識の獲得は際限なく、且つそのレベルは決して低くありません。
 一般にNMR法は化合物の化学構造の特定に用いられていますが、その応用範囲は物性評価に通じるものも多々あります。
 本講座ではNMR法による高分子材料分析の基礎知識から最新テクニックの一部をわかり易く解説します。
 特に応用編として、物質拡散現象の評価手法を取り上げ、その基礎原理からいくつかの実施例までを紹介します。

  1. 基礎編
    1. 分光学的分析におけるNMR法の位置
    2. 高分子材料における階層構造の概観
    3. NMRの基礎原理 – はじめに知っておきたいこと
      • 核スピン
      • 共鳴条件
      • 自由減衰振動 (FID) とフーリエ変換
      • 化学シフト値 など
  2. 応用編
    1. 溶液NMR法で化学構造を決定する
    2. 固体NMR法で凝集高次構造と分子運動を決定する
    3. Xe – 129 NMR法による凝集高次構造評価
    4. PFG NMR法による拡散特性評価
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/14 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/10/14 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/17 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場
2025/10/17 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 フィラー/樹脂分散における分散状態の測定評価、その応用 オンライン
2025/10/20 高分子の溶解技術と溶媒選定、相溶性予測 オンライン
2025/10/20 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 高分子・樹脂材料のための画像解析入門 オンライン
2025/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/10/21 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/23 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2025/10/23 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2025/10/23 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例