技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬ライセンスのデューデリジェンス入門

医薬ライセンスのデューデリジェンス入門

~導入品の適切な評価~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年11月21日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 医薬ライセンスにおいてデューデリジェンスは化合物評価の最終段階として重要であることは言うまでもありません。しかし、限られた日時の中で、また、先方の施設で実施しなければならないため、ライセンス交渉における主要協議事項にフォーカスして実施されることが多いと思います。しかし、ライセンス交渉が始まってしまうと案外、忘れられがちなライセンスポリシーが達成されているかどうかを確認することがより重要な場合もあります。また、将来の提携先の施設だけでなくそこで働く人材と直接話しができる貴重な機会でもあります。
 一方、包括的で客観的な評価・分析を行うためには製薬企業のすべての担当部門が参加することが不可欠で、かつ、高い専門性を要する作業のため専門要員の育成が重要になってきています。
 ここでは、導入の可否を最終決定するためのデューデリジェンスについて一般的に行われている手順と報告書のまとめ方などを概説するとともに、化合物評価やデューデリジェンスの限界と注意点についてもお話ししたいと思います。

  1. 最近の医薬品ライセンス傾向とデューデリジェンス
    1. オープンイノベーションへの移行
    2. 提携型研究開発型製薬企業の大型化
    3. 最近のデューデリジェンスの傾向
  2. 医薬ライセンスにおけるデューデリジェンス
    1. デューデリジェンスとは
    2. 一般的な主要査察項目
      1. ライセンスポリシー
      2. ライセンス交渉での主要協議事項
      3. 製薬・製造施設
      4. 開発データパッケージ
    3. デューデリジェンスのプロセス
      1. デューデリジェンスの流れ
      2. 実施時期
      3. 主な対象資料と担当部門
      4. 各担当部門の準備作業
        1. 具体的な査察項目の抽出
        2. 対象資料のリストアップ
        3. 自社ノウハウの保護
      5. ライセンス部門による事前ミーティング
        1. 具体的な手順の確認
        2. 査察サイトや相手側担当部門、担当者の確認
        3. 査察対象資料リストの確認
      6. ライセンス部門による事後ミーティング
        1. 各担当部門からの報告の集約と重要事項の整理
        2. 総括報告書の作成
    4. 数値化による評価
      1. 担当部門別評価
      2. 不安要素の分析
      3. 重要度による重みづけ
    5. デューデリジェンス実施例
      1. 開発初期化合物の場合
      2. 開発後期化合物の場合
    6. 信頼関係構築の機会
  3. デューデリジェンスの限界とリスクヘッジ
    1. デューデリジェンスの限界
      1. 実施にあたっての制約
      2. 担当者の過大な負担
    2. デューデリジェンス後の共同責任
    3. リスクヘッジ
      1. 停止条項
      2. ハードシップ条項
      3. 割引現在価値分析での収益性マージンの取り方
      4. リアルオプション理論による収益性の検証
    • 質疑応答

講師

  • 志甫 理
    特定非営利活動法人 メディッセ
    代表理事

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/12 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 オンライン
2024/7/16 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/7/16 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/7/16 医薬品非臨床試験の信頼性確保のポイントと適合性書面調査対応 オンライン
2024/7/16 製薬関連企業とアカデミアにおける共同研究実務およびトラブル防止策 オンライン
2024/7/17 着想技法 (TRIZ・バリューグラフ等) とビジネスモデル変形による新製品開発ならびに他社差別化戦略 オンライン
2024/7/17 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2024/7/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2024/7/17 研究開発部門が行うべきマーケティングの知識と活動 (実践編) オンライン
2024/7/17 GMP/GQPにおけるQA教育訓練とGMP文書、記録類のレビューのポイント オンライン
2024/7/17 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2024/7/17 臨床試験における統計解析入門 オンライン
2024/7/17 研究所の活性化 オンライン
2024/7/18 英文契約書の読み方 オンライン
2024/7/18 バイオ医薬品・再生医療等製品におけるシングルユースの基礎とリスク管理・管理戦略・製造設計 オンライン
2024/7/18 処方・剤形変更に伴う生物学的同等性確保とBE試験回避およびバイオウェイバーの考え方 オンライン
2024/7/19 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/19 研究・実験データの蓄積とその「検索/分析」機能改善の方策 オンライン
2024/7/19 GVP基礎講座 オンライン
2024/7/19 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン